2022年12月23日金曜日

Droopys Live at 南堀江SOCORE FACTORY 2022.12.22(thu)AIRCRAFT presents 『Climb Climb!!』

AIRCRAFT presents『Climb Climb!!』の最終回、Droopysのライブレポになります。

行けなかった方へも場の雰囲気が伝わればと思います。
前半はちょっと前回の入院について書いてます。



そうそう、この前のDroopysのライブの前もやったけど、今回も入院してました。
前回は顎下腺摘出やったんですが、今回は下血しちゃいまして。
ちょっと汚い話まじりますが、もしもの参考になればと思い書いておきます。
黒い便が出てお腹下してるような気持ち悪さ(でもトイレに行きたくもない)がずっと続くのがあれば、病院に電話するか少なくとも家族には伝えておいたほうがいいです、一人じゃトイレで気を失ってます。

11月21日に黒い便が出ました。
下血は創部以来初の黄金期を予感する甲子園出場校のように3年ぶり2度目だったので「あぁまたか」程度に考えてました。すぐ病院に電話するもこの日THE BAWDIESのライブなので、病院へは行かずなんばHatchへ。
翌日診察、胃カメラと大腸内視鏡検査するも特に出血源も見当たらずで、様子見てくれと入院せず家へ帰らされる。

その後3、4日間は、黒っぽい便が出て少し立ちくらみはあるも仕事に行ってたけど、11月26日の夜勤明けの午前、帰宅するとめっちゃドキドキして動悸がしまして。普段平均60くらいの心拍数が120をこえてるけど、動悸収まったしと風呂入って寝る。

そして夕方16時前に黒い便と真っ赤な鮮血が出ました。いよいよやばいと思い救急外来へ。CT撮ったら大腸に、水分のような動くものが大量に映っているし入院で様子見ましょうと言われる。この時点で21時30分。
すぐに病棟へあがり便意が来たのでトイレへ行き用を足す。フローズンくらいの柔らかさの、ツヤツヤに黒光りしたものが出る。いわゆるタール便です。
直後に立ちくらみがきたので本能的にやばいと思って急いでお尻を拭き、まだ耐えてくれと念じながらズボンをあげる。ここでアウトで、床にしゃがみ込み何とかトイレのナースコールを押す。車いすに乗っけてもらってベッドに横になるも再度、便意が来る。人生初のベッドサイドに置かれたポータブルトイレにて排便。うちのオトンも見舞いに行ったらポータブル使ってたよなと考えながら、出る、出る、止まらない位出る。

最終的に1,150cc下血してたでと看護師に教えられ、同時に
「長年(看護師)やってるけど一度にこんな下血した人初めてやわ、よう歩いてたね」
いい経験になりましたねと息も絶え絶え横たわりながら言うと
「お互いにね」と返されました。

翌日も頭痛と吐き気で動けず、ヘモグロビン値が基準値の半分以下だったので輸血と鉄剤の点滴をすることで持ち直しました。
今も基準値は下回ってますが、今のところいけてます。皆様に心配掛けてしましましたが、事の顛末はこんなところです。


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さてライブの話です。

AIRCRAFT presents
『Climb Climb!!』
2022.12.22(thu)
@南堀江SOCORE  FACTORY
op19:00/st19:30




AIRCRAFT企画のイベント、『Climb Climb!!』の最終回。

個人的に初めてのDroopysのツーマンライブ。バンドとしても初めての1時間ライブとのことです。過去の2度はツーマンはどちらもアフターアワーズ。
アフターアワーズと仲が良いのは意外やったけど、この前アフターアワーズのライブ観て、なんか判る気がしました。

んで去年の5月のツーマンのときはAIRCRAFTはオープニングアクトで、今回は主催者。あちこちで名前はしょっちゅう聞いてました。
前回書きましたが、バンドを始める切っ掛けを作ったのがDroopysとのことで、最終回にDroopysと演るのはそういう背景があるからでしょう。

トップバッターなのでリハーサルはオープン前に終了。転換中の姿じっと見るのも面白いのでそれが見れないのはちょっと寂しい気もする。
いつもより持ち時間が長いので最近ご無沙汰の曲もやってくれるはず。


19時オープン、と同時に会場内のBGMにも変化し、Newdumsの「Ghost」が流れ出したので始まる前からテンションあがりました。
HOLIDAY!RECORDSがこの日出店してるから植野さん策略のプレイリストかと思いましたが、AIRCRAFTが過去に対バンしたバンドの曲を流しているとのこと。
Newdums、SLMCTと続いたあとは、ムノーノ=モーゼス「ドキドキ(しちゃうね)」、フリージアン「悲しみの全てが涙ならば」、ULTRA CUB「愛を叫ぶ愛してる愛を叫んでるケモノ」、てら「サイダーとタイムマシン」、19時24分回ってわれらがDroopys「Hold me tight」、Oh No Darkness!!「2001」、pavilion「エンタイトルツーベース」という感じ。

受け付けでドリンクチケットの他に、今日のイベントの「Climb Climb!!」のステッカーもいただけました。本日のみのステッカーとのことです。

ライブ開始は10分押して19時40分から。正確に言うたら19時39分やったと思う。平日なんでゆっくりと。
19時37分からステージにスモークが吐き出され、SE流れる直前に太一さんがステージ横にサッと何かを置く。見ちゃった。動きが可愛らしくて得した気分でした。


そしてSE、開演。

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おなじみTeenage Fanclubの「Dumb Dumb Dumb」ギターのイントロが流れ出し、ドラムが流れ出した頃に、マルヒロさん、にっとくん、太一さんと登場。
やる気満々なのが滲み出てるにっとくんは、水兵服を着たくまさんのロンT。
いつもは自身のバンドTが多いけれど、今日は企画者AIRCRAFTのヴィンテージっぽくかわいいバンドTを着た太一さん、パーマも当ててて男前2割増し。
あれフレッドペリーちゃうやん。

軽くチューニング(と太一さんはストレッチ)をしてアイコンタクト。この、始まる前の数秒間のドキドキが大好き。

始まりはどんな感じかなーってどのバンドのライブでも考えるけど、今日のDroopysは2パターンかなって想像してました。
1つ目の予想は、1曲目はしっとり聴かせる曲で2曲目でバーンとアップテンポな曲。
2つ目は、1曲目は「ハローモンテスキュー」で、前回のブログ(https://derspiegelimspiegel.blogspot.com/2022/10/Droopys.html)のようになるん?!と思わせといて別の曲へいくというパターン、もしくは太一さんが暴走するパターン。
「ハローモンテスキュー」が終わって、マルヒロさんとにっとくんが次の曲へいこうとしてるところに、太一さんが再度ハローモンテスキューの出だしを歌い出す。マルヒロさん二度見、にっとくんは両眉をあげるも冷静に、予定にないけどもう一曲「ハローモンテスキュー」を演る。ジャン、って終わった瞬間また「ハローモンテスキュー」のイントロのギターを鳴らす。

もちろんそんなことにはならず1曲目からドラマチックに始まりました。
ギターをキュイーンって鳴らしてニットくんのシンバルのカウントで。マルヒロさんのマイクの位置高くね?と思ったけど以前からそうやったか、でもちょっと上向きのマイクで背伸び気味にコーラスする姿はカッコいい。今日のマルヒロさんはなんか違う。

2曲目聴いたことないぞ!タイトルは「ねむたいや」。新曲かな思ったけど、サブスクにも入っていない昔の曲だそうで。初めて聴いたから個人的には新曲と一緒ですね。やれへんのもったいない、キャッチーでサビの部分なんか両手挙げて一体になって楽しめそうなのに。

音が鳴り終わっても残心を崩さず気持ちを切らず、ギターの歪みからドラム。
太一さんが「やってみたかった」的なことを終わってから聞いた「前奏」、「DからはじまるDroopys、AからはじまるAIRCRAFT」というような歌詞の1分ちょい程度の演奏から音を切らずいつの間にか「shining daily」のイントロの音へ変わってました。いつもと空気が違う。めっちゃ攻めてる今日のDroopys。 

曲との間を開けずに「Hold me tight」の導入部分のドラムをループ。
Droopysですよろしくと太一さんの声とギター音が加わり曲が始まりました。
ホンマに楽しそうにしてて体全体で喜びを表現してて、今書きながらも躍動しているマルヒロさんや終盤あたりのバチバチにカッコいいベース、にっとくんの百面相ドラム、間奏中にジャンプする太一さん、目に浮かびます。ステージの熱が伝わりこのあたりから客席の野太いヤジがちらほら飛んでいました。


ぼちぼちMCかと思うもまだ曲は続く。


ボーイフレンドガール」の最後のサビ前のマルヒロさんのベースはムーディーで、太一さんのギターと完璧に繋がってて、眠たくなる薬点滴から入れられてるときのように気持ちよかった。

愛されたいと思わないし」はギター少し間違えたところでにっかぁ~と歯を見せながらベースを弾くマルヒロ氏。

イントロが始まった瞬間に驚いたのはそれが「なつのせい」だったので。
聴けて嬉しいけど今日冬至やで。それだけ今日は熱い夜ってことでしょう。
このあたりから太一さんの首筋に、マルヒロさんの額から汗が筋になってて。ここまでMCなしで曲のみ、ギュッとスタイリッシュに濃縮されたライブで全然ちがうように3人が見えましてね。いつも良いけどさらに良くて、まったく別のバンドを観てるように感じました。
AIRCRAFTのライブの2曲目演ってる時に感じたのは、これくらい攻めたライブじゃないとAIRCRAFTに負けるし、失礼やし、同じ土俵に立つ資格はないんやろなってこと。

MCはチューニングと水飲みタイム。
「改めましてClimb Climb!!来ていただきありがとうございますDroopysですどうぞよろしう」とひと息に太一さん。つづいてAIRCRAFTありがとうと感謝を伝え「われわれツーマンで1時間ずつあるので、どうぞゆっくり楽しんでいってください」と言い終わるとすぐに曲へ。
前回泣きそうになった「君の街へ」は、今回は全然泣くとかなくて。
でも前回のライブで観た時のことを思い出して、今日観に来れて良かったなーとしみじみし観てました。

君の街へ」も「フォトグラフ」も太一さんにのみスポットライトが当たる。
太一さんにスポットを当ててるということなんでしょうが、ひねくれてるんで、暗い方も注目してしまいます。暗闇で何してんのか気になって。ギターソロや煽りとかでステージ前方に出てきたときも、そっちはあんまり観ずに残りのメンバー何してんのか観てしまいます。


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まだまだいけますかーソーコア!と煽りがありそうな後半戦スタート。
シンバル4回目でベースが同時にバーン、「ハローモンテスキュー」です。ステージを1往復してから下手の客席側の足元スピーカーに左足を乗せてベースを弾くマルヒロさん。ブレないドラムのにっとくん。前後に体を大きく揺らして弾く太一さん。曲の最後クライマックスは、太一さんとマルヒロさんが向かい合う。「ハローモンテスキュー」の曲が終わりにっとくんとマルヒロさんはジャンって音を止めるけど、太一さんのみアウトロのまま弾き続けて「キルユーベイビー」へ突入。ここの部分めちゃめちゃ格好良い。バンドの新たな一面が視えた感じ。

で「キルユーベイビー」。左足を足元スピーカーに乗せて客席に向かって、もっともっとおいでみたいに右手を前から後ろへ動かし煽るマルヒロさん。煽ってるというか俺は最高に楽しんでんるからみんなも最高に楽しめよ、みたいな感じ。弾いては腰を落として顎の外れたような低音をベンベン鳴らす。
出だしの叩かないところは二人の背中を観てからワンフレーズ歌詞を口ずさみ、右袖を少しあげるにっとくん、演奏中もアシュラマンかと思うほどいっぱい叩いてるのにめちゃくちゃ笑顔やし。太一さんジャンプしたり髪の毛振り乱しながらギター弾いたり、マルヒロさん中央よりの足元スピーカーに左足を乗せて客席に観えるよにベースを弾いたりハチャメチャにライブの最高潮。

一点ドッタンドドタとにっとくんのドラムのみ。チューニング終え「コインランドリー」へ。ソーコアもどういうようにスポットを当てたら曲がより盛り上がるのか熟知されていますね。好きな曲がより好きになる。

新曲やりますという喋りもなく、ライブ2日前の12月20日に完成した新曲のタイトルは「Flash」。口ずさみたくなるメロディ。マルヒロさんのベースカッコいい、アクセントで聴きどころ見どころ。

「みなさん楽しんでいただけてますでしょうか」「我々あと1曲で終わりますので、もうひと楽しみしてもらって次のAIRCRAFTに繋げましょう」と太一さんの短めのMC。

time to say good bye」磯野家のようにウキウキするマルヒロ氏。
真ん中の間奏部分は普段よりも音が控えめになってちょっと大人な感じ。再び盛り上がって雪崩のようにエンディングへ。
1時間ちょいの全16曲、さすがにヘトヘトな感じでしたが達成感と充実感が見えていました。

セットリストです、新曲と「ねむたいや」以外は曲名からYou Tubeへ飛べます。


-setlist-
02.ねむたいや
-mc-
10.フォトグラフ
15.Flash(new song) 
-mc-


ご覧いただきありがとうございました。
これで年越せそうです。

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