グラスニットジャガーというバンドのライブへ行ってきました。
そのときの様子を書きました。
雰囲気や魅力やその他もろもろが伝わればと思います。
『Short Wave -この波長なら世界に飛ぶ-』@茨木JACK LION2024.07.21(Sun)OP16:00/ST16:30
出演)Litsukoグラスニットジャガーワールドアートグラウンド
茨木にある、JACK LIONという場所が今日の舞台。
16時オープンの16時30分開始。
3マンライブなので持ち時間も長い。
それぞれ40分の持ち時間。
グラスニットジャガー、今回彼らにしてはライブとライブの期間は短い方です。前回がこの前の5月、その前がえーっと4年は空いてると思います。なので2ヶ月で見れるなんて夢のよう。
グラスニットジャガー。
昔は4人だったり3人だったり4人だったり。
メンバー紹介をすると
アコースティックギターとボーカル:森川氏(通称:森メガネ)
ギター時々ボーカル:ケンゴさん
の二人が正規メンバー。
サポートメンバーは、
再結成後の不動のサポートギターは、谷口佳史氏(from ストレンジヌードカルト)。
ベースとドラムは流動的で今日は、
ベース:小泉徹朗氏(from スムルース)
ドラム:中嶋伸一朗氏(元・スムルース)
というメンバー。
すごくないですか、
グラスニットジャガーに、ストレンジヌードカルトに、そしてスムルースが一つのバンドで演奏してるんです!
当時を知っている人からしたら、夢のオールスターですよ。
こんな日が来るなんて夢の夢です。
ライブ開始時間10分くらい前に、谷口さんに挨拶している声で振り向くと、三日月ジョンという四畳半ロックバンドの田中ジョン氏が。その後ろに残りのメンバーも。4人全員でグラスニットジャガーを「観にきた」と。
三日月ジョンとストレンジヌードカルトは、当時グラスニットジャガー主催のイベントに共演していたりという仲。三日月ジョンのミニアルバム発売時の、インストアライブもストレンジヌードカルトのベース川西氏が見に行っていたりと、当時から交流があった。
さてライブ。
グラスニットジャガーはトップバッター。
オープン前にメンバーと話しましたけど、色んな意味でいい感じに出来上がっているようでした。
SEは、サニーデイ・サービスの『LOVE ALBUM』から「INTRO」を。
5人が登場し、それぞれ演奏できるように最終確認をする。森川さんが4人とアイコンタクトをとってひとりひとり頷き合い、準備が整ったか確認する。右手をあげて合図をし、「琥珀色に染まれ」という曲でライブが始まる。
ライブのペースは「誘われたら出る」というスタンスらしい。スパンは開くけど、新曲もちらほらと披露されている。ゆっくりでも現在進行形で活動してくれるのは、本当に嬉しい。
「君の歌はある」も名曲。名曲でしかないバラード。
「どんな道でもきみの道だろう」「僕の歌が僕の中にあるように」って歌詞に励まされる。初期からの曲やけど、不惑を半ば越えた彼らがいま歌うと反則やろってくらい説得力がある。沁みる。
一転、アップテンポな曲の「ベランダ」。
「ベランダ」は、「風のメッセージ」とダブルA面シングルに収録。
ニコニコ力強く叩く中嶋さんのドラムも、前世紀ぶりぐらいな感じがする。
谷口さんそんな人の心の琴線に触れるようなギター弾いてからに。このギターの音色でストレンジヌードカルトの「ハナレバナレ」聴いてみたいですね。森川さんボーカルで、グラジャガでカバーしても面白いかも。勝手に想像してみよう。
1度目のmc。
喋るのはケンゴさんの担当。
開口一番、
「思ってたより良かったって顔してるわ」と笑いを誘うように発する。
「続いて最高に楽しい」と感謝を述べられる。
このJACK LIONに出るのはかなり久しぶりとのこと。
活動再開した時に決めたことが「嫌なことはやらない」と森川さんとケンゴさんは約束したそう。
つまり、
「毎回全力で最高のライブにして帰る」ということ。
mc明けは「メロディ」という曲。
この曲で一つ短編小説ができてしまいそう。
ベースの小泉さんは顔の表情でもベースを弾いてる。
「neon」は谷口さんの見せ場がある。「アゲハ」のときのように前方に出てきてアピールしても良いと思う。「どれだけサポートに徹して2人を引き出せるか」みたいなことを前回谷口さんが言ってた。
2度目のmcもケンゴさん。
「あんまりやらない」というメンバー紹介。
「1人目は…、オンギター」
えっ俺からなんみたいに不意を突かれて驚く谷口さん。
ベースの小泉さんは、2019年のラズベリーホール閉店時のライブの時以来のサポートだそう。
ケンゴさん「以上のサポートメンバーで…」
きょとんとする中嶋さん
「じゃ、自分でメンバー紹介を」
「自分で?自分でとかあるんや」と「(2人のことは)めちゃ丁寧に言ってたのに…ドラムの中嶋です」と納める。
ケンゴさんが掘り返す。
「スムルースの時はもっと喋ってたよな?」
「大人になったんよ」
「せっかくこのメンバーでやるんでみんなで歌いたい」と、ケンゴさんが締める。
みんなで歌いたい曲ってあの曲しかない。
いよいよ「たちこぎよこのり流れ星」です。
生きてるうちにまたこの曲を聴けるなんて思わなかった。この曲を口ずさんで、幾度となく励まされ助けられてきたか。グラスニットジャガーといえば真っ先に思い出す曲。
中嶋さんのシンバルからせーので「いま走り出したんだ」と歌いはじめる。
実際目の前で歌ってるよ!
森川さんが藍染のスカート揺らしてるよ!
そして薄汚れたベンチは横切らずに歌詞を飛ばしちゃったよ。
森川さんとケンゴさんが目を合わせて笑ってる。
いいなぁ。谷口さんが「森川くんやりよったなー」って笑顔でニヤニヤ彼を見つめてる。
ホンマに良いなぁ。心の底から楽しんでて。伝播してきてこちらも幸せに包まれる。
一緒に歌おう思って「いま走り出したんだ」ってところとかを声に出して歌っていたら両眼から体液が溢れてきた。
そして「オレンジ」へ、そのまま繋げる。
「たちこぎよこのり流れ星」からの「オレンジ」へ繋げるのは最高すぎる。
会場から手拍子湧き上がったり。
ケンゴさんがリードボーカルをとるところでめちゃくちゃグッと来る。
最後の曲の前に森川さんのお話。
「JACK LIONは感慨深いところで、JACK LIONのマシバさんがいたからこそ音楽をやるきっかけになった」そして紆余曲折いろいろあったけど、またJACK LIONに呼んでもらえたことなどお話しされる。
「音楽があったから何も悲しくなかった」
「幸せな中年をやっております」と締めくり、「イスにもたれて」という曲でおしまいです。
サビを聴いて思い出したこの曲。音源化されてないのかもしれない。わからんけど。昔ライブハウスで聴いた。
「探さないけど忘れない」「そのうちきっと何処かで出会えることもあるかもね」という歌詞、いいですね。過ぎ去っていったり無くしていったこととか、偶然別の職場で再開した先輩とか色々重ねて聴かせていただいた。
さっきも言ったけど今の年齢になったメンバーが歌うと、どの曲もより心に響く。
ずっと歌い続けていって、これからも私やみんなの人生の一部であり続けて欲しい。
※セットリスト載せておきます。SNSにも上がってたかな。
人生の半分以上の付き合いがあるけど、谷口さんからセットリスト貰うのって意外と初めてだったりしました。正式名称はケンゴさんから教えていだだきました。
-setlist-
SE.Intro
01.琥珀色に染まれ
02.君の歌はある
03.ベランダ
mc
04.メロディ
05.neon
mc
06.たちこぎよこのり流れ星
07.オレンジ
mc
08.イスにもたれて
ご覧いただきありがとうございました。
遠くない未来に、三日月ジョンとの対バンも夢ではないかもですね。
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