「THE BANDED かつて僕らが大好きだったもの」という、アランスミシーバンドのギターボーカルのヒデさんと、OHIO101(オハイオワンオーワン)のギターボーカルの鈴木純也さんとの二人でやってるユニット及び企画のライブの様子を書き残します。
行けなかった方へも少しでもバンドやイベントの魅力が伝わればと思います。
「THE BANDED かつて僕らが大好きだったもの」vol.10@中崎町 epice cafe 2024.07.20(sat)op18:00/st19:00
アランスミシーバンドのギターボーカルのヒデさんと、OHIO101(オハイオワンオーワン)のギターボーカルの鈴木純也さんとの二人でやってるユニット及び企画。
THE BANDEDってのはザ・バンドというアメリカのバンドを敬愛しているお二人が、自分たちに関わってくれている人にもっとザ・バンドの魅力を浸透させようとやっている、というようなコンセプト。ザ・バンドのコピーだけでなく、オリジナル曲もやったりほかのバンドのカバーをやったりな感じです。
なので今日のイベントはそればっかりかと思っていましたが、それぞれのソロがあり、最後にTHE BANDEDをやる、みたいな流れでした。
会場のepice cafeはみんなニコニコしている。
タバコ吸ってご飯食べてお酒飲んで久しぶりねなんて話をしてみんなニコニコしてる。
そういえば今日の昼ごはんにぎょうざの満洲で餃子食べたからニンニクくさいやろなー、全く問題ないんやけどねって思いながら開演を待っている。
そろそろ始めましょうかーとスタッフの方が発し、開始予定時間を約10分遅れて始まる。
-第1部-
みなさんこんばんはと挨拶がわりに1曲「collegetown bagels」を演奏される。
そうすね、あの頃大学生くらいの私にとっての“成績よりも”は、当時の彼女が教えてくれたエアロスミスだったりオフスプリングだったり。
「THE BANDED というイベント10回目です」「純也さんと10回も続けられているなんて光栄で、皆様のおかげです」という挨拶をされる。
アコースティックギターだけでもわかる聴き込んだイントロが流れてくる「The Driving Waltz」。アランスミシーバンドで一番聴いている曲かもしれない。
アコースティックだからこそ、声のメリハリも息遣いもいつもより聴こえてきたし、爪弾くひとつひとつが余計に響いてくる。ヒデさんの横顔の視線の先に何か別の世界線へ繋がっているようなものを感じた。もうすでに満足したので帰ってもいいと思った。ヒデさん一人だけに集中できるのもソロのメリットだろう。
その次にやる「スノーマン」は反則ですね。3曲目にして既にボロ泣きのクライマックスみたいな。攻めてきますねー。
歌詞をじっくり、頭の中で追っていきながら聴く。捉え方次第でいろんな意味になると思う。刺さる曲。今会場が爆破されてライブが中止になったとしても満足して席を立つ。
長いめのmc。
バンドメンバーのヒゲさんと先日スタジオへ行ったとのこと。果物の話になって、そのヒゲさんがフルーツ嫌いっていう話。
バナナが嫌いで、りんごは食べれるみたい。みかんはみかんにブスッと指を刺したら指がみかんになるから嫌いみたいな意味不明なことを言っていて、でも指がみかんになるのは「少し気持ちはわかるけど」など言っておられた。ちなみに剥いてもらったみかんも「無理無理」らしい。
お客さんの中にもフルーツダメな方いらっしゃったので、その経緯を知りたいですね。フルーツを嫌いになるっていうことは考えたことなかったと思うのので、私もフルーツ嫌いになることがあるのかなーなど自問ながらこれを書いている。
次のアランスミシーバンドのライブへは、フルーツの差し入れを持って行こうと思います。
先日一度やっただけの新曲、酒井ヒロキ氏と一緒にやるために作った曲っていうてたような、忘れてしまった。
この辺りでは心地良すぎて心の目で聴いていた。
バンド演奏だとどんな感じになるんかなーって想像していたた。
新しすぎてタイトルがないって言うてはった。彼の話の流れで「そろそろ」って私は勝手に思ってたから「そろそろ」で良いんじゃないのかな。
2マンライブくらいの持ち時間って考えてたから最後の曲。
本日一番やってほしいなって思っていた「蛍」。
ヒデさんの目の水分量が多くなっているのがこちら側にも伝わってきてつられて水位が上昇する。
-setlist-
01.collegetown bagels
02.The Driving Waltz
03.スノーマン
mc
04.甘い言葉
05.新曲(未題)
06.蛍
-第2部-
アランスミシーバンドのヒデさんからバトンタッチ。
OHIO101(オハイオワンオーワン)のギターボーカルの鈴木純也さん。この前の4月に初めてバンドで見て、鈴木さんのソロはもちろん初めて。
アコースティックのギターと伸びやかな歌声でライブが始まる。私自身の心の闇の部分を見透かされているような歌詞と永遠に続きそうな夜を感じさせるメロディ。そんな歌じゃないと思いますけど。
セットリストだけでもお尋ねすればよかったって後悔してる。
「本調子ではない」「あと何回ライブやれるのか思いながら歌ってた」と言うなことをおっしゃられ「遠くにいる友達」のことについて歌った歌。
彼の歌声、「遠く」がどこの遠くなのか、心の座りがモゾモゾする。東京なのかオーストラリアなのか、物理的にもう届かないところなのか。
歌詞の中に三叉路ってのが出てきたのでやっぱそうなのかと思いを馳せる。
企画10回目で初めて満席だったとのこと。
隔月でやっているようで、次は、残暑の9月か。
お互いのバンドを、
一見悪い人がやっていそうな自身のバンドと、一見優しそうやけど実は…と紹介される。
両方否定はしませんわ。
互いは21世紀が始まったくらいからの付き合いとのこと。
独りだったろうとかお前は独りで生きいけるだろうという歌。表面的なことを歌っているのではないでしょうが、生きていけるいや無理や、とかそういう自分に当てはめた感じで聴いていた。とりあえず今下血しそうな下腹部が怖いから、常に誰かにコンタクト取れるようにスマホは手放さないようにしています。
鈴木さんのメロディは、落ち込んだり、もう立ち直れないくらいしんどいときとか、落ち込んだら落ち込んだでええやんそんな時期もあるからとりあえず寝て朝起きて、惰性でいいから1日を初めてみたら?、もしかしたら何か変わるかもよ、みたいなの吐き出すようなんやと勝手に解釈している。
だって爽やかなイメージがするあの「カントリーロード」をこんなにも漢臭く泥臭くカッコ良く歌いはるから。
噛めば噛むほど聴けば聴くほど良さを感じられる人だと思う。
-第3部-
「このままやろうか」と
鈴木さんのソロからTHE BANDEDへ。
言うなればここからがメインイベント。
鈴木さんがエレキギターに持ち替える。
ヒデさん再登場する。
後のmcで言うてはりましたが、回を重ねるごとに1曲ずつ演奏できるカバー曲を増やしていくとのこと。少しずつ互いのソロの時間を減らしていって、ゆくゆくはTHE BANDEDだけでやりたい、
「170回目くらいで」と。
170回目は170曲演奏ですね!
年6回公演として、今回が10回目、残り160回。計算してみたら170回目とは26年と半年ほど先になります。えーと西暦にしたら2050年ころです。長生き出来るようにします。
THE BANDEDとしての1曲目はザ・バンドの曲。
曲名わかりません。
2曲目はビートルズ、『ホワイトアルバム』からの「Happiness Is A Warm Gun」
聞けば聞いたことあるという曲。鈴木さんの「1番好きなビートルズの曲」だそうです。
ちなみに私は「Rain」か「Tomorrow never knows」のアンソロジー収録バージョンです。
鈴木さんから、
授業と授業の間の時間を何て言いますか?ホウカって言いません?聞きません?放つ火じゃないですよみたいな話になる。
大阪は、休み時間ですね。
“放課”は米澤穂信の小説に出てきたときにはじめて知ったことばで、“後”は付けへんねんやって思った記憶が残っている。
ザ・バンドの入門編として『軌跡』が良いらしい。
せっかくやし、どっかのリアル店舗へ探しに行こう。
二人の共作なのかアランスミシー名義なのか『The Sound of Your Voice』のアルバムの中の「Run on the Highway」もやる。
互いの曲のボーカルを歌い合うってのも面白そう。
カバー曲も良いし、THE BANDEDの としての曲ももちろん良いし、お客さんもお店の雰囲気も良い。こんな時間がもっと続けばなと感じる。
THE BANDEDのセットリストもわかりませんのであしからずです-!
ご覧いただきありがとうございました。
第11回目は9月のよう。
明日の仕事の帰りにさっそくCD屋さん覗いてみます。
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