「学生の、学生による、学生のための音楽祭」、京都学生狂奏祭の2日あるうちの初日へ行って参りました。
私の観たバンドをメインに場の雰囲気が伝わればと思います。
京都学生狂奏祭
@京都大学 熊野寮
2023.08.09(wed)
Start:13:00
曇りの多い晴れからやがて曇り空になり、12時45分回ったくらいから小雨がパラパラと。
開場の熊野寮は、京都大学在籍者が暮らせる寮。寮や狂奏祭の詳しくはwebを観てもらったほうが良い。
ときどき前を通っているので通りから中を見たり、この近所のうどん屋さんの暖簾を気にしながら通り過ぎていたが、今日は一般の人も中(駐輪場と食堂、あとトイレ)に入れるというのでそれも楽しみにしていた。
13時前に熊野寮へ着くと受付が開始されていたのでそーっと受付へ足を運ぶ。
運営委員のお兄さんより、茶色の折りたたみテーブルを挟んで諸注意や熊野寮のことなど丁寧な説明を受け、リストバンドを受け取る。黄色がお客さん、赤色がスタッフ。
すでに野外の幻野ステージではpayola(読み方不明、申し訳ない)というバンドが演奏している。分類するならグランジかな。重々しくて尖ってる音を出している全員男のスリーピースバンド。
彼らの最中に通り雨がきて、眼鏡のレンズがうっとうしくなる程度には濡れる。
カンカン照りで突き刺さるような日射しでは無かったので、これでいいし野外で演るならいっそ雨は降ったほうが面白い。
持ち時間を10分以上残した13時20分にはpayolaが終わる。
あら勿体ないなと思いながらも意識は古本コーナーへ。
幻野ステージ後方にある古本市コーナーを物色する。
1980年発行の生活雑誌を見つけ、各社の洗濯機で洗い比べるという企画の100回洗ったあとのタオルの写真などを眺める。
所要があり現場を離れて三条駅へ向かう。
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14時半ころ熊野寮敷地へ入ると、幻野ステージでは、ミッシェル・ガン・エレファントのコピーをしている京大医学部軽音PAMOJAが演っている。全員男の4人組、上下黒服で統一されている。「ゲット・アップ・ルーシー」とか演ってたね。ライブの途中だったかに、ステージ真上のビニールの屋根に溜まった雨をあの手この手でアスファルトへ落とそうとしている。雨水が楽器類に落ちたら大変やもんね。一部始終を見て、日本少女というバンドが気になっていたので食堂ステージへ向かう。
日本少女(にほんしょうじょ)、4人組の全員男。
確かギターボーカルとドラムが正式メンバーで、でも新たに上手ギターが正式メンバーになったとのこと。ということはベースはサポートメンバーであろう。音はプログレっぽかった。立川dancingと合いそうかとも。半分ほど観て向こうのステージへ。
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HOLIDAY!RECORDSが出店準備完了していた、というかやっとウエノさんが店頭に居てたので行く。
HOLIDAY!RECORDSの詳しくはリンクから→https://linktr.ee/holiday_records
オンラインが主やけど、たまにライブハウスなどでの出張販売もやっている。
運良くライブハウスで巡り合ったときは、毎回「なんかお勧めありますか?」と第一声で尋ね、いつも彼を困らせている。
申し訳ないと思いながらもウエノさんの説明と音源のジャケットのみを頼りに、どんな新しい音楽と出逢えるのかと毎度、期待感を楽しんでいる。
今回は、先月7月に行ったライブで買えなかったBlue teaというオルタナティブバンドのカセットテープを買う。これには配信にアップされていない曲たちが入っている。
このテープのジャケットを見た瞬間に、買えなかったことを忘れていたことを思い出し「あっ!これ買います」と大きな声が出てしまった。
サブマリンというバンドを初めて観る。
サブマリン=潜水艦。前半の3曲ほど聴かせていただく。バンド名から連想するように海が似合うような音を出していて、野外で聞くにはピッタリのバンドだと感じた。
食堂ステージで日本少女がライブの準備をしているときに客席で「この(日本少女の)次に演るバンドです」とフライヤーを受け取ったので、「あべこべ」というバンドを観に食堂ステージへ戻る。
女性のみの4人組バンド。学生のよう。
フライヤーには「あべこべ」をローマ字表記でBEKOBEと描かれていたので安部公房みたいとしげしげ眺めていた。
シンプルなコードのロックバンド。刺し殺されそうなドラムが印象的だった。公式webで楽曲が聴けるのでぜひ。
あべこべオフィシャルサイト→ https://abekobe3.wixsite.com/music/music
壁の掲示物で面白いなって思ったのが、ウ冠にRで「寮」と読ませていたこと。なるほどね。寮の下の部分書くのん手間やもんね。へーすごいなと感心しつつ自分の大学時代に講師から「図書館」の略字を教えてもらったことを思い出したり。
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【puggs】
パグス。全員殿方の3ピース。
去年の春にライブを観て以来で、シングルをその時買って、メンバーを少しお話したのは覚えている。
かなり楽しみにしていたけど、the loquiseaと被ってしまっていてね。。
食堂ステージのthe loquiseaとどちらを観るか本当に迷ったけれど、メンバーの諸事情で今年最後の関西でのライブになるみたいなので、the loquiseaを観ました。申し訳ない。この埋め合わせはいつか。
puggsの出る幻野ステージは、タイムテーブル上ではthe loquiseaより15分早く始まるので、2、3曲は観れるかと思っていたけど、先のバンドが機材トラブルで15分ほど押すということに。。。
そのthe loquisea、読みはロクイーシー。滋賀より、食堂ステージでの出演。
the loquiseaが出るということと上記の理由で、私の通院日を半ば強引にねじ曲げ、仕事も休む。
このバンドとは、先日のMoritaSaki in the poolのレコ発のときに出会う。
その時の様子はこちらのブログで読めます。→https://derspiegelimspiegel.blogspot.com/2023/07/MoritaSakiinthepool.html
2022年11月に活動を始めた4人組。シューゲイザー。
上手ギターボーカルのPatrizia氏、
下手ギターボーカルの眠気氏、
中央ベースコーラスの大明神氏、
ドラム、凜氏。
ベースとギターボーカルのお二人が女性で、ドラムと下手側ギターがそれぞれ殿方。
食堂ステージは名前の通りもともとは寮の食堂。
音漏れ防止のためか、窓はほぼ多分締め切られていて、かなり蒸し暑く、また熱気もすごい量だった。エアコンは付いてたと思うが涼しさを実感できるのは、換気用の大小扇風機だった。客席に3台、PA席に1台、ステージに向けての2台が休み無く稼働している。隅で生ビールを売っていたので1杯注文する。
本日は結成5回目のライブだったと思う(一応Twitterのタイムラインを遡って数えた)。
17時15分からの予定だったが17時26分すぎよりライブがスタートする。
1曲目が終わったあとのPatriziaさんのMCで、「前の方涼しいから」とお客さんにおいでおいでする。
私含めて複数人がステージに手が届きそうなくらいまでのところへやってくる。
ほどなく私以外が座り出しす。
後ろのほうが見えなくなるからか、ライブハウスではまずない光景やな、良いな学園祭って感じる。ローアングルでライブ演奏を見ることなんてまずないので、便乗して端っこに居てた私も座って観る。
2本のギターで音を歪ませたり、凛さんが電子音を鳴らしたりして世界に惹き込まれるような音を出しつつも、一番活動量が多そうなドラムの凛さんがクールにドラムを叩いていたり、マイクスタンドがズレて文字通り「あっ!」となっていたPatriziaさんの表情や、そのPatriziaさんと中央の大明神さんとのアイコンタクトや微笑みあうところ、リズムを合わせようと口パクでカウントを取り合っているところ、音に合わせて身体を揺らすと一緒になって沈む木の板のステージなど、数えられないくらいのこの場でしか出せないパフォーマンスを見逃さないように、熊野寮の関係者様ありがとうございますと思いながらまばたきを忘れて観ていた。
客席も楽しいけど、演奏している本人らもものすごく楽しそうで、こちらもさらに笑顔になる。
最後の曲は「みんな立とうか」と座っていたお客さんも総立ちでライブを見る。
最後の最後でPatriziaさんのギターが出なくなるトラブルもあるも、強行突破で曲完走し、ライブを終える。
終わった直後に少しだけPatriziaさんへ挨拶をし、puggsの開場へ行く。
puggsはラストの1曲のみ観れ聴ける。
演奏中にベースの方へ蝉が飛んでいき、彼の背中、ストラップのあたりに蝉が止まっているというハプニングがある。
そしてthe loquisea全員に挨拶をするため急いで食堂ステージへ戻る。
この時点で18時を回り、日も暮れてきてお客さんもかなり増えていた。このあと浪漫革命のライブもオールナイトの映画上映もあったりと、これからが本番みたいな雰囲気もあったけど、狂奏祭本部でグッズを少し買い、2時間半の帰路につきました。
ご覧いただきありがとうございました。
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