THE BLACK DOLPHINSをメインに、No Echoesというバンドの初ライブや千年メモリーズの様子などを書きました。
遠方などで行けなかった方へも雰囲気が伝わればと思います。
『No Echoes FIRST GIG』2023.07.27(thu)@難波meleOP18:30/ST19:00出演)
※バンド名をクリックするとオフィシャルwebかTwitterに飛びます
私の半年に及ぶ実務研修が終わったので、ライブ前に難波meleの向かいにあるジュンク堂で1時間ほどまったりして、心の洗濯のような時間を過ごしました。サイン本やKafkaの本を手に取るも川上未映子のムック本のみを買い、オープン15分前に難波mele入り口へ待機。
たまたまなのか暑いからなのか、開場3分前にオープンですって言うてくれはったので中へ。こういう体験初めてだったので戸惑いつつ感謝です。
【千年メモリーズ】
初めましてのバンド。
大阪の青春パンクバンドとのこと(公式Twitterより)で、楽しみにしていた。
メンバー3人男。ギターを募集中とのこと。
サポートギターは、MCで言ってたのは、「No Echoes」のアベさんがいつも入っているようです。その彼に海へ誘われたみたいで行くようです。
でも今日は3ピースでの出演のよう。
それぞれのお名前がわからないので楽器パートで記します。
ライブは約15分押しで、クレヨンしんちゃんの「オラはにんきもの」で登場。
「アベくん勝負じゃー!!!」とライブが始まる。
ドラムの方の上腕二頭筋は大っきいコブです。そしてタンクトップです。
ベースの殿方は細身でKANA-BOONのTシャツ。
ギターボーカルはロン毛に毛先パーマでオープン直後トイレ内ですれ違ったな。
でもって千年メモリーズのリハの時間らしき前後にmeleの前のガードレールで喋ってはったの彼らやったんやね。
未完成の新曲らしい、愛してるぜベイベーって歌う曲の前でベースとギタボが上衣を脱ぐ。
この曲が終わるとドラムも上半身脱ぐ。
そして、ベースとギタボがマイクスタンド持って客席に降り、最後の曲をアベ氏へ捧げて歌い終わる。
客席に寝転がったり丸まったりしていたので両目を点にして後ろから見守っていた。
自分らのこと喋らず「No Echoes」の事ばっかり言っていた気がする。愛でしょうね。「No Echoes」がメインやったからか。自分らのことはライブパフォーマンスですべて語ってるからそれを観てくれってことか。
今のところSpotifyには音源無く、難波meleのYou Tubeチャンネルにいくつかライブ映像が高画質で上がっている。
ギタボの靴がパンクやったかな。
おそらくコンバースで、ハイカットの黒。
左足の靴の裏もベロンとめくれ、内側面も左右とも破れてボロボロ。
もしこの靴を普段履きしているなら最高ですね。
「何をやってもだめやけどなんとか生きているしあの子のことが好きでどうしようもない」というような、不器用やけどしっかり生きてるぞというようなことを歌っているようなイメージを持った。
フリー音源あったけどそれどころじゃなかったので貰いそこねて少し後悔している。
配信なりCDなりでしっかり音源出して、内外へ活動してアピールしていったらこれからもっとすごい楽しみなバンドになると感じた。
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【THE BLACK DOLPHINS】
巡り合わせがよくて最近よく観れてます。
今年THE BAWDIESの次かそれ以上に観ているかもしれん。
ありがたいことですね、ご縁があるんですね。
ブラックドルフィンズは私の生活にかなり食い込んでいます。まず起床時のアラームが「Brandnew City」なんでね!
この日は2番手、20時ころにライブが開始。30分ステージ。
3バンドやけど30分ステージって物足りないかなって感じたけど、蓋を開けてみると気持ち的にゆっくり観れて良いです。6バンドとか出ると体力が保てへんし精神的にも非常にキツいので。
彼らが舞台へ登場し、楽器の準備。
各パートひとつひとつ確かめるように音を出している。
アキラさんは「Brandnew City」のイントロ部分のような音色を静かに奏でていたり。
シュンペイさんへ目を移すと、しゃがんでキーボードの線をつないでいる。立ち上がりペダルの調子を確認している。
タオルの箸を左足で踏んだ際にハンディ扇風機のことに気付いたよう。
拾い上げ、扇風機を逆L字に折り、後方アンプスピーカーのところまで行き中腰になり設置。
ほんの気持ち程度アキラさんの方にも風が行くように置かれているように感じたが、感じただけやと思う。ライブ本番中に本当に風が来ているのか今度聞いてみよう。
それからタオルで顔の汗を拭い、「サウンドチェツンクします」と全体の確認のため「Wipe My Stain」の一部を全員で演奏する。
シュンペイさんのマイクスタンドを難波meleで見るといつもジャイアント馬場のように思える。
そのマイクスタンドの位置は、前回Meleのライブ時より10数㎝キーボードよりへ設置し、客席へ倒れないように。
音の確認が終わると、だっちょさんがひとつに括っていた髪の毛をほどく。
カワバタさんはビールを飲む。
始まる直前に、楽屋へシュンペイさんが戻る。
シュンペイさん不在のまま、だっちょさんのアップテンポなドラムで本編が始まる。
ボーカル以外がステージに登場して、客席の期待感最高潮のときにボーカルが出てきてうおー!ってなるかなって思ったけど、右手に酒を持って出てきたシュンペイさんを見ていると、酒を取りに戻ってる間にドラムが鳴り出したので焦って戻ってきた、でも勘付かれないように平静を装ってオーイエイ!みたいに登場したようにも思える。
「今日はNo Echoesの初ライブ、みんな盛り上がるぞ、オケー?!」「アーユーレディー?」とシュンペイさんが客席を煽り「ワンツースリーフォー!」の合図で「Another Horizon」が始まる。
間奏中のカワバタさんのベースのみでアキラさんが客席を煽ってるときに、足元のタオルでお顔を拭いている。
先日配信された新曲「Captain B.D Theme」。現在最新のTシャツやステッカーになっているあのキャラクター、キャプテンB.Dのテーマソング。
彼の設定も大まかに決まっているみたい。
彼の活躍等をテーマにしたコンセプトミニアルバムみたいなん面白そう。
この曲ライブでは途中の間奏が長く、緩急をつけていてライブが盛り上がる。
シュンペイさんもマイクを右手に持って客席へ降りたり、お立ち台に座って歌ったり。ステージへ戻る際に足がちゃんと上がって戻れるか少し心配しました。
カワバタさんは、自身の演奏と履いているベルボトムを組み合わせ、どう見せたら一番かっこよく映るのかがかわかってはる。
重心を低くしたときの左下肢の曲げ方とベルボトムのラインとが融合して、最高にカッコいいと思う。彼ほどベルボトムが似合うバンドマンは居ないと思う。
-MC-
「新しいバンドの始まりはただただ最高です」とアキラさん。
最高や言うてる横でしゃがんでタオルで顔拭こうとしてるけど、キーボードを乗せている台の脚にタオルが挟まれている。グッと力を込めて抜き、抑えるように顔を拭く。
「だっちょー!」と野次が飛ぶ。「はーい」と彼が応える。
シュンペイさん「No Echoesってエコーって名が妊婦さんのお腹にあてるやつのような。新しいバンドやからそういうオシャレな感じのような」
そうなん…。。
腹部エコー、冷たい粘着性強いジェル塗られて腹部をグリグリされるやつ。
肋骨すぐ下を調べるときなんかはぐいぐい肋骨に当たって「痛い」言うてるのに我慢してくださいねの一言で知らん顔して、装置のシャッターボタンを事務的に押して先へ進めるような腹部エコー。
検査が終わったら終ったで、箱ティッシュ渡されて「これでお腹拭いてくださいね」だけであとは知らんぷりされるやつ。
そんな自分の体験じゃなく、妊婦さんに対してのエコーなら生命の神秘を感じられますね。
閑話休題、シュンペイさんの話へ戻る。
「でも(エコーの前に)Noがついているからね。でも今日は産まれるか、まそういうところです」と曖昧に。
「では1stアルバムから」と「Cold Raizing」。珍しい選曲。
ワンマンライブ以来かも。
ライブはイントロを短めで、キーボードだけでサビに入る。
間奏部分でアキラさんが客席へ降り座りながらギターを弾く。
ドラムの神が降臨したようなだっちょさんのドコドコドコドコ。
お立ち台に立とうとして客席へ落ちそうになって死ぬかと思ったカワバタさん。本当に不測やったようで、目は見開きつつも笑顔は絶やさず、ベースを持ち上げたり両手の拳をあげて俺は生きていると客席に応える。フェニックス。
それを目の隅で追っていたシュンペイさんは、
「やるやんけ」というように口角を上げて歯を見せ、カワバタさんとアイコンタクトをとる。
2度目のMCとは珍しいかな、先のライブの告知を2つほどして次の曲へ。
「The Greatest Baron」のときが一番マイクスタンドが暴れていた。
足元のスピーカーに足をかけたり右足でキーボードの位置をずらしたり、ギターで客席を撃ち抜いたり。リズム隊全員のシャウトも盛り上がる。
さて、キーボードの中央には、いつも何かしらメモが貼られているんですよね。
多分、キーボードの設定とか書かれていると思われます。
それがこの曲の演奏中にペラっとマイクスタンドで押し上げられるように上部がめくれたんですね。そこから見えたのは、Dailyヤマザキという印字。
「レシート!?」
「No Echoes」「No Echoes」とコールアンドレスポンスから、最後の曲「13th Man」へ入るもまだ私はレシートの衝撃に取り残されている。
カワバタさんが弾きながら上手のアキラさんのところへ行ったり、シュンペイさんがマイクスタンドからマイクを左手に握り持ち、キーボードから離れ気味で歌う場面があるも頭の片隅はデイリーヤマザキ。
クライマックスで再度「No Echoes」「No Echoes」とコールアンドレスポンスで彼らに繋げてTHE BLACK DOLPHINSのライブは終了です。
「Brandnew City」を演らなかったライブに初めての遭遇かな。ちょっと淋しかったけど、普段あまりライブで聴けない曲が聴けたのが嬉しかったですね。
翌日もライブがあるからガラッと変えたんでしょうね。
連日来てくれたお客さんにも色んな曲を楽しんで貰いたい気持ちが伝わってきました。
ライブ後のお客さん交えてのお話で、筋肉をつけるトレーニングの話になったとき、「加圧トレーニング」を「カワチトレーニング?」「カワチトレーニング??」と聞き直したシュンペイさん。んなトレーニングあるんか。浴衣着て河内音頭踊りながらダンベル持ち上げてるシュンペイさんを想像しました。
セットリスト貼り付けてます。
オレンジ色の文字の曲はクリックするとYouTubeへJulyします。
-setlist-
転換. Wipe My Stain
-mc-
03.Cold Raising
-mc-
05.13th Man
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【No Echoes】
当イベントのメインアクト。
ノーエコーズ。初ライブ。
今年4月くらいにバンドやろう、ということをMCで話していました。
メンバーは、向かって左側にギターボーカル阿部圭吾氏、ドラム向かって右側に池本元希氏の2ピース。
ドラムの人は元50/50'sということと、ザ☆ツイてるズのメンバーでもあるよう。
50/50'sはLODYPOPSのツバサさんも好きや言うてたね。
下手側阿部氏は、ベースがいないからといって、ギターでベースのような低音を出すでもない。
ギターもドラムもはっきりと聴けるのでシンプルで良いと思う。演者側としたらよけい誤魔化しがきけへんねやろな。
MCでは柔らかい表情をされていてライブとのギャップが印象的だった。
ドラムの池本氏の襟付きシャツは、ライブが始まった直後は第1ボタンまでしっかり止めてたけれど、ライブとビールが進むなか、最終的に第2ボタンまで開けていて、空き缶も終わる頃には3つか4つほど足元にあった。
ニコニコと楽しく叩いていたけど、次第に楽しさそのままに目つきが鋭くなりっていっていた。たぶん酔拳つかえるんやと思う。
MC
「どうもNo Echoesです」とメンバー紹介と客席へ感謝の言葉を述べる。
「音エグい」「だっちょがイケメンすぎてムカつくって」とヤジが飛んでいる。
ギターボーカルの阿部氏が対バン2組への想いも語る。
「それ新しいサスペンダーですか?」と池本氏にヤジが飛ぶ。質問の背景はわかりませんが盛り上がってました。
「3曲やって帰ります」に「3曲で終わんなよ」と無茶なことばが飛ぶ。
曲名もセットリストも一切わかりませんが、アクセル緩めずにグワッと3曲演奏して本編が終わる。
アンコールの手拍子。
なかなか出てこない。出てこれないと言うべきか。
二人が登場。
案の定持ち歌すべて出したとのこと。
でも客席はアンコールをせがむ。演る曲がないって言うてたけど、こんな時こそ「最初からもう一回演って」と思いましたが、demo音源の2曲目に入っている曲を再演。
「初見のつもりで」見てくださいとなり、No Echoesの初ライブは終了しました。
イベント終了後は、出演者もお客さんもゆったりとライブハウス内で思い思いに過ごされていました。
清掃があるから早く出ていけということは一切なく、ますますmeleが好きになったし、カフェ時代から含めて30年も続いている理由がわかりました。
ご覧いただきありがとうございました。
スギ薬局 抗菌目薬1,031円。
シュンペイさんから頂いたセットリストの表の印字です。
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