2024年10月14日月曜日

Newdums「ANIMISM#20241011」@ANIMA 2024.10.11(fri)




Newdumsのライブの様子を書きました。
行けなかった方へも場の雰囲気や魅力が伝わればと思います。






ANIMA5th ANNIVERSARY
「ANIMISM#20241011」
@心斎橋ANIMA
2024.10.11(fri)
OP18:15/ST19:00
出演:Newdums
DYGL
Summer Whales
出張店舗: 








一番手のNewdumsの演奏が終わったタイミングでHOLIDAY! RECORDSを覗かせていただく。
当該店舗は普段はオンラインCDショップで、ときどきライブハウスにて出張販売を行っている。
私は、オンラインでは主に目的買いで、出張販売のときはまだ知らない音楽を見つける目的で利用し、店主ウエノさんの今のオススメを聞いている。

「カサビアンやTHE MUSICみたいなバンドが好きなんですけど何か良いのんありますか?」みたいに伝えたら色々教えてくれます。気になったジャケットのバンドはYouTubeなどを、その場で見せてくれます。



Newdums

さてNewdums。

珍しく天気は晴れ。
関西ライブは7月のカナダから来日したStartpainterとの共演以来です。
今年の関西は3月、7月、9月、あとプラス1回の年4回。四季の行事のように季節の変わり目に帰ってきてる。まぁまぁ帰ってきてる方なんかなと言ったら調子に乗って帰阪頻度が下がるのでもっと帰って来てほしい。


一番手のため、メンバーのお姿はライブ会場と同時にお目にかかるパターンとなる。

開始予定時刻より11分ほど焦らされると照明がフェードアウトし、光源はステージ上の丸くて小さいライトのいくつかに。

SEはLittle Joyの「Play the Part」

いちばんはじめに登場したのはギターの林さんで、彼が舞台袖から出ると同時に舞台の照明がふわっと出迎える。ギターを肩から下げて弦の滑りをよくするスプレーを惜しげも無くぶわっとふる。
キュキュッと弦を滑らす音を出すことでライブ直前の緊張感が伝わってくる。

次は髪の毛が少し伸びたドラムのタンタンが登場。帽子を被ってないし髪を括ってもいない。シンプルなラグランTシャツというお召し物。

早足に現れたのはe.さんで、丈の長めのデニムシャツを第二ボタンまで開けて色気をかさ増ししている。

存在感を消すようにして下手側のベースのまんじろうさんが最後に現る。


e.さんは、撮影が入るためにラベルを外したペットボトルの水をひと口ふた口飲み、左手で髪の毛を一度二度、耳にかき上げる。
そしてまんじろうさんの方から弧を描くように3人の様子を確認していき、右手を挙げてライブを始める。


1曲目の「Behind the door」からe.さんは屈託のない笑顔で歌い、足をクロスにさせる。これを観ることが「Newdumsが帰ってきた」と思える代名詞になっている。
そういえば今日のマイクはホームランバーではない。
本人に確認したら「実家の猫と遊んでたら実家に忘れてきしまってん」とか言いそう。いつも後ろに置いてるORANGEって描かれてるアンプ(?)もない。
「いや、あれはな……」っていうエピソード聞かせてくれそう。知らんけど。



2曲目は「Another One」と、既存の曲から攻めていく。自分らのファンよりSummer WhalesやDYGLのお客さんの方が多いから、演奏し慣れている曲で緊張をといてペースを掴もうかという感じと、Newdumsを知らないお客さんに挨拶がわりになるような曲で始めよう、という意図なのかと勝手に汲み取る。敢えて確認はとりません、
たとえ聞いたとしても笑って「とくになにも考えてなかった」とNewdums節で返してくれるでしょう。
曲はギターをギュンギュン歪ませて、次の曲へつなげずに終える。


ひと呼吸開けるように
「Newdumsですよろしく」と挨拶し、チューニングへ。

もう新曲とは言えなくなった気がする「And I See the Same Ground」。3曲目なんや。ライブの演出の幅が広がってるんやなって一人勝手に感じたり。演奏中にe.さんと林さんがアイコンタクトをとっているところも見どころ。
演奏後、再度インターバルを取る。

e.さん「ANIMA5周年おめでとうございます」「それだけはちょっと言っといた方がいいかなって」
いつのライブ以来かで喋る。
続けて、
「さっき(舞台)袖で、そんな話になって」
出番直前にそういう話になったようです。
林さんがふっとマイクに近づき半笑いで
「俺はずっと思ってたで」

わー。
ひさびさにきた。
この二人による駆け引きというかボケとツッコミというか、いかにして互いを出し抜くかというようなやり取り。やはりこれもNewdumsですよ。ライブによっては喋りがあってもいいんじゃないかと思います。関西では喋ってほしい。
もちろんe.さんが反応するわけはなく林さんのこの言葉を無視し、「ひさびさに関西帰って来れて嬉しいです」と締める。

終演後、林さんにライブで喋りましたねと尋ねると「ひさびさの関西やからね」と答えてくれる。そうですよ、喋りも楽しみにしてるんですから。



なんとなくここから新曲が登場するかなとの予想通り、新曲が並ぶ。
タイトルは決まってるのか、仮のタイトルなのか判りませんが「Better Days」「Boy」「Long Time」と関西初披露の3曲をされる。
「Better Days」は映画の挿入歌にも使われそうな感じのゆっくり静かな曲。
「Boy」はまんじろうさんがまたいい仕事しているし、タンタンのドラムにも耳に意識を集中させて聴きたい。

湯気が出ている新曲に挟まれるように、「Drag up」や「Dim Room」の準新曲を。
静かめな曲が2曲続いた後の「Drag up」の人の心を少し不安にするような音を出して客席を惹きつける。痙攣弾きをする林さんも無表情で楽しんでる様子です。


不協和音のようなギターを足元の機械でループさせてから「Dim Room」のイントロへ入る。今回はFranz Kafkaの『変身』をイメージしながら聞かせていただく。


一転して「Long Time」は、出だしのノイズを林さんがループさせている。まんじろうさんのリズムが一定で心地良いし、間奏のときのリズムはエロい。


「俺らあと3曲で終わります」
最後まで楽しんで帰って下さいと短く挨拶する。


後半戦1発目は「Ghost」。
Ghost」をやるなら「Daydreaming」は今回やらないな。いつかそんなことメンバーが言うてた。
前回7月の南堀江SOCORE FACTORYのライブから漏れている「Anytime」や、今回外れた「Daydreaming」は、今の新曲たちに組み込みづらくなってきてるのかなと感じたり。


Dry」をラスト前に持ってきたらラストは何をやるのかと気にしながら最後の曲へ。
Newdumsを初めて観ると言っていたお客さんも動画撮ったりしていたから、新たなファンが増えてくれたらと思います。

センターで分けていたタンタンの髪型は、終わったころには横分けになっていました。




本日のセットリストです。
色が変わってるタイトルはYouTubeへつながります。


-setlist-
SE.Play the Part (by Little Joy)
---
-mc-
04.Better Days
05.Boy
06.Drag up
---
08.Long Time
---
10.Dry



イベント終了後。
私「ライブ少ないんですね、レコーディングしてるんですか」
林さん「まぁ…、そんな感じかな」

一瞬喜んだけどこれは、いつも通りライブもレコーディングもやってますよということでしょうか。



ご覧いただきありがとうございました。
次回の関西ライブは、12月をもって閉店するライブハウスです。

0 件のコメント:

コメントを投稿