行けなかった方へもバンドの魅力や企画イベントや難波meleの魅力や雰囲気などが伝わればと思います。
"半端ないって vol.12"@難波Mele2024.11.25(mon)OP19:00/ST19:30出演)Umriss(from Switzerland)
※各バンド名をクリックしたらそれぞれのバンドのオフィシャルの何某へ飛んでいきます。
オープン15分前に難波Mele入口階段前へ到着する。
メレの看板を撮っていたりすると、外人さんの3人組が近くにやってくる。
おぉまだオープンまで時間あるのに張り切ってはるな、スイスからUmriss来たから見に来はったんやな。ちょっと嬉しいな、英語何言ってるわかれへんけど。
Meleオープン2分前。
もう1人男性の外人さんが来て先の3人と合流する。お待たせ、みたいなことを二言三言交わす。ほな行こうみたいな感じなり彼らは2階の焼肉店の階段を登っていった。
ライブ観に来たんちゃうんかい。
【D’ypcys】
でぃぷしーずと読む。
初めましてで1番手で登場。
3ピースの全員男性。
編成ギターボーカル橋本まゆう氏、ベースコーラス奏太氏、ドラム柏木ユキト氏。
柏木さんの服装は細身のシャツに綺麗な履きこなしのベルボトムにキャスケットを被っていた憧れる服装。
バンドはNew Mixture Bluesを掲げている。
Bluesを根底にしていろんなジャンルをミックスしているような感じの音を出す。橋本さんはすごいニコニコしながら演奏していたので、本当にBluesが好きなんやろうなって感じ、観ているこちら側も釣られてそういう気持ちになる。イベント終了後もにこやかに声をかけてくださったので、根っからのいい人なんだろう、ギターもテクニシャンやし。
バンドは曲によってはドラムソロやベースソロが入ったり、それぞれの見せ場もあり横揺れの楽しさを味わえる。
さきに断っておきますが 曲名とか全然わかりません。
つい先日公開された「DREAMER'S HIGH」という体の底から踊りたくなるような曲など、ライブ後半にされた3曲が特に好きやったかな。
橋本さんのギターはワイヤレスだったのでステージから客席へ降りたり、背面弾きしながらバーカウンターの方へ行ったりと伸び伸びとプレイされていた。
【TSUKAMARO】
3番手は、つかまろ。
ギターボーカルのTSUKAさんとドラムのMAROさんからなる男性二人組ユニットです。
難波Mele初登場とのこと。
MAROさんのドラムは、どんだけぶっ叩くねんというくらい流れるように叩いてはる。激しいけど座っている姿勢に1本筋が通っているみたいでぶれなく見惚れてしまう。
TSUKAさんはこれ以外にいくつか別のバンドをやってはる。
あとMeleの向かいにあるスーパーマーケット・ライフが行きつけとのこと。私はその上のジュンク堂が行きつけです。よく仕事サボって行ってます。
TSUKAさんはお酒を飲みながら、MAROさんはお茶を飲みながらライブをしていて2人のギャップが面白かった。泥臭いボーカルに調和して増長するようなギターの音は、酒を飲めば飲むほどキレが増していく人なのかもしれない。
Twitterのプロフィールに“rock 'n' roll power duo”とあるように、「2人で出している音なんか」ってくらいの破壊力がある。何かの衝動に駆られそうな時は是非彼らを観に行くことをおすすめする。
【Atomic stooges】
あとみっくすとぅーじず。
本日のトリを務める。
読み方をしっかり書いていてくれているのは嬉しいし名前もちゃんと覚えられる。
ドラム紅一点の3ピースバンド。
ロックやけど、ファンクの要素も入っているような感じ。
ドラムのパワーと技巧派ベースに歌とギターを乗せている。縦ノリに加えて横揺れというような音。3人それぞれのテクニックが合体してひとつになって、変拍子を入れていないので、安心しながらリズムを楽しんで聴いていられる。
曲の入りで、ベースの人とギターの人が互いを指さしてどっちから入る?みたいなことをやってはって、どちらから始めてもいいような自由な設定なのかなと感じた。単にお前から始めるんやろみたいなんやったとしてもそれは面白い。
欲を言えば、ベースの彼の喋りを聞いてみたかったとも思う。3人全員が個性的なバンドで今後も見てみたいバンドのひとつである。
【Umriss】
うむりす、と読む。fromスイス。
今日はこのバンドをお目当てに見に来ました。
2番手にて登場。
カワバタさんの企画、次は誰出るんだろうとチェックしていたらスイスからのバンド出るやんとなり、Spotifyで調べてみて「めっちゃかっこいいやん」となったバンド。
バンドと言っているけど、krishが1人でやっている。
彼からMeleへ出演依頼があり、日程的にカワバタさんの企画の日と合致したのでこの日の出演ということになったよう(カワバタさん談)。
D’ypcysの出番が終わってMeleスタッフがパソコンを置く台を2人でステージ中央へ持ってくる。krishはパソコンの横にセットリストの紙を1枚置き、ベースをケースから出す。
ベースのボディ本体にはステッカーが隙間なく貼られていた。ノートパソコンのリンゴマークの部分にもアニメキャラのステッカーが貼られていたので、おそらくそっち系も気が合いそうな気がする。
さて、ベースの音を少し確認して、間もなくライブがスタートする。
最初の曲は昨年リリースのミニアルバム『Gewasser』から「Sanskritisten」。
彼の紡ぐジャンルはインダストリアル、あたりなのかな。ベースの低音とたくさんのノイズで構築されている世界。
歌いながらベースを弾き、パソコンを操作しながらライブが進む。
基本ベース以外のドラムとかの音は、パソコンに事前に打ち込んでいたもの。打ち込んでいるものの、ときにはパソコン上でベースの音の設定を変えて、普通に弾くようなベースの音以外を巧みに出しているので、音のバリエーションはむしろ一般的なバンドに比べても多いのではと感じる。
1人でこれだけするのはかなりの準備や練習がいるんやろうな、おまけにライブするとなるとしかも日本で、それ以上の作業があるのは想像できるけど、多分想像を超えるくらいこの日本ツアーのために準備しているんだろうと想像できる。本当に感謝しかなく、この日この場所を選んで良かったと心から思える。
2曲目は「Madeline Kalzit」で最新リリースのシングルに入っている。聴きたかった曲。
もう1曲、同じシングルに入っている「palast」もライブで聴いてみたかったけど、それは望み過ぎでしょう。「palast」は1曲で10分ありますし7分超えの曲もざらにあるので「Madeline Kalzit」を聴けただけで諸手を挙げて喜ぶこと。スイスから来てくださって生演奏なんて。
この曲から切らずに短めの「Ennui in the Port Lillian Metropolitan Region」を演奏してmcへ。片言ながらしっかりとした日本語で話される。嬉しいし、彼の日本の愛やこの日本ツアーにかける想いも伝わるし、自分も負けてられへん人生頑張ろうって思える。
あと1曲しかないのでと断りを入れ自己紹介をされる。
バンドと名乗っているけれど、そう名乗れるかは「しらないですけど、ウムリスというバンドです」と話される。
ステッカーとポスターしかグッズを持ってこなかったけれど、Spotifyなどにあるので聴いてみてくださいと続けられる。
また、ライブをさせてもらったことと、来て聴いてくれたことにこの上ない感謝を述べられ「めちゃくちゃたのしいです」「超たのしいです」と顔の表情を崩される。
日本でライブができたので日本の好きなバンドのコピーをしたいと、最後に銀杏BOYZの「SKOOL KILL」を日本語で歌われる。緊張で歌詞が飛ぶかもしれないって言ってましたけど、そんなん飛んでも問題ないです、Meleにいる全員が彼の心意気と演奏にひとつになってるはずですし。
各サイトのリンクは以下から
終演後に少しお話しさせてもらう。
日本の歌も好きらしく、日本語も日常会話くらいならできるしひらがな漢字も書ける。来日アーティストでここまで日本語ができる人に出会ったことがないので空いた口が塞がらないくらい驚く。口は塞がるんやけど。
スイスでは後藤まりこかめちゃくちゃ人気と言うてた。
日本であまり有名じゃないアーティストでも、スイスではすごい人気がある、という話もしてくれはった。
是非また、来日してライブをしてほしいです。そして私がスイスへ行くことがあれば、彼を訪ね、向こうのライブハウスを体験したいと思う。
セットリストは終演後に教えていただきました。
-setlist-
01.Sanskritisten
02.Madeline Kalzit
03.Ennui in the Port Lillian Metropolitan Region
04.SKOOL KILL (銀杏BOYZカバー)
ご覧いただきありがとうございました。
行きたい国がまた増えました。
0 件のコメント:
コメントを投稿