2024年1月25日木曜日

三日月ジョン× The Alan Smithy Band@南堀江knave 2024.01.21(sun)


無印良品でトイレットペーパーを買ってから三日月ジョンとTHE ALAN SMITHY BAND(アランスミシーバンド)の2マンライブの会場、南堀江knaveへ向かう。

三日月ジョンのライブをメインに、THE ALAN SMITHY BAND企画『TWO CIRCLES』の様子を書きました。


場の雰囲気やバンドの魅力などが少しでも伝わればと思います。真面目に書きました。




THE ALAN SMITHY BAND
PRESENTS
 『TWO CIRCLES』
2024.01.21(sun)
op:17:30/st18:00
@南堀江knave
出演)






※バンド名をクリックすると公式webやYou Tubeへサイドステップします。







三日月ジョン


みかづきじょん。
2001年結成して一度解散、再度結成して今に至る。

メンバー(敬称略)は、
ギターボーカル:田中ジョン
ギター時々ボーカル:周藤三日月
ベース:だいすけ'77
ドラム:美馬夕陽(サンセットと読む)


二度と観れらるとは思いませんでした。
解散して知らん間に再結成して、私が気付いたときには美馬さんが東京へ行ったりとかであまり活動していなくて。
なので私は解散ライブ以来です。

その解散ライブは心斎橋BIGCATで。対バンはグラスニットジャガー、ブラストーン and more......でした。セットリストどこかに控えてるかなと思って探したけど、見当たりませんでした。映像などあれば観てみたいです。

三日月ジョンのライブ行った回数は少ないのかな。
三日月ジョンはひとつひとつが楽しかったから、いっぱい行った気になっているんやと思う。
バンド企画のオールナイトイベント「Lunch house」のたぶんvol.2で、そのとき田中ジョン氏が井上陽水の「夢の中へ」をカバーしてて、うふっふーの声が出なかったりとか、1stミニアルバムのインストアライブの今は無き心斎橋タワレコで「北の国から」を歌い出して「風に吹かれて」へ繋げて歌っていたりなど、掘り起こせば色々出てきます。


-開場-


南堀江SOCORE FACTORYでやっているORANGE STONESのライブに後ろ髪を引かれながら、17時過ぎに南堀江knave到着。

17時30分定刻に「寒い中お待たせ致しました」とスタッフの方が扉を開け、オープン。
この一言が言えるライブハウスは少ないので、私は南堀江knaveが大好きです。


店内BGMはblink-182。
まずこれで当時の気持ちになりますね。ふざけたMVはよくハードロックカフェで観ました。最近アルバム出したけど印象が強いのは『Take off your pants and Jacket』前後ですね。
 

オープンから入場者は途切れず、コンスタントに会場が埋まる。10年振りくらいという単語も聞こえてきたし、当時のお客さん同士も久々なのかな、三日月ジョンという集合体のおかげですね。

周藤さんはオープンから客席にいらっしゃったけど、もし話しかけて別人だったら嫌だったのでチラチラ盗み見するに留めました。たぶん周藤さん側からも、コイツ誰やろという視線を何度か受け取ったように感じた。



-開演-


定刻を5分ほど回ったころ、開演ブザーが鳴る。
「開演に先立ちまして」と題して女性の声で、お願いのアナウンスが流れる。
大きな声での会話、メンバーへのかけ声、演奏の妨げになる騒音、あくび、くしゃみ、すべて大歓迎とのこと。妨げになる騒音てなんなんでしょう……。

真っ先に浮かんだのが工事現場の削岩機。良いんでしょうか?


スター・トレックのテーマが流れ、周藤さん、田中さん、だいすけさん、美馬さんの順に登場。
客席の目線がメンバーを順に追って行って、最後尾の殿方で固まったしまった多数の中の私もその一人なんですが、ぼそっと「ヤクザや」という声が聞こえなかったような聞こえたような。
メインボーカルが最後でも最初でもなく、2番目に登場するのもまた面白いですね。


準備が出来、周藤さんが、授業参観日に教師の出した問いに勢いよく手を挙げる児童のように、天まで届くようにまっすぐ大きく右手を挙げ、ライブがスタート。
いっせーのーでジャーンと鳴り、ジュンスカの「Let's Go Hibari-hills」の出だし部分を演奏する。
ジュンスカも大好きなのでそのまま、演ってもらっても大歓迎でしたが「恋忘れ~迷走~」へ突入。

やってる、三日月ジョンが私の目の前で生演奏している。あのとき(解散ライブ)に終わってしまったひとつの時間軸が動き出したような気持ちになる。


だいすけさんと田中ジョンさんはベルボトムのジーンズ。そっか、そうですよね、西暦2000年前後ってベルボトムですよね。履いて来れば良かった。
周藤さんは裾をダブルに仕立てたズボン、裾の内側のボタンの外れてるのがずっと気になってじっと見てた。


など脱線してる間に、シャンシャンと美馬さんのシンバルと、ふゃんふゃん歪ませたギターが鳴り「君と僕との一万光年」のイントロ。
当時一番聴いたかもしれない曲。解散ライブではやらなかったので生で観るのはもっと前になる。もうこれで帰ってもいいかもしれないと思えるぐらい満足。
周藤さんは自分がギターを弾かないところで顔の前で手を左右に振り、「そんなんちゃう、ッこうや!」というように横揺れ+手拍子の手本をする。

その後、客席を見渡し誰がやっていて誰がやっていないかをメモするジェスチャーの小ネタを折り込む。


‐MC‐
田中氏「ありがとう三日月ジョンでーす」

予想してたけど、よく喋る。

アランスミシーが24周年?ふっ、中途半端な
我々は23周年ですよというような話から、
以下も、周藤三日月氏のお話。

THE ALAN SMITHY BANDとの馴れ初め。
三日月ジョンの初めてのライブが、難波ROCKETSだったということ(めちゃ好きなライブハウスでした)。
その初ライブのリハーサルのときに、よく知ってる顔がいてた。
アランスミシーバンドのギタリストに、ヨウジさんが居てはる。彼とは高校の同級生。
何してんの?と再会し、お互いが対バン相手だったとわかる。
この日に和み、以来、要所要所で対バンしてもらって今に至る。

というようなお話。

そのときから23年ですもんね。ROCKETSもなくなり、バナナホールも一度閉館し、別の場所で復活したり。
そういえば周藤さん、当時のバナナホールのライブのとき「バナナホールやから」ってバナナでギター弾いてましたよね。「周藤三日月がー、バナナでギターを弾きます!」って田中さんの煽りもあって。


さて次の曲。
「妄想心中」が始まったときにふわっと私の目が周藤さんのギターへ移る。ギターじゃないものが光った。
走馬灯のように先ほどまでの2曲の演奏のハイライトが頭を走り、棒立ちになる。
周藤さん、社会の窓が…。

こういう現場に遭遇したときは、普段は終わってからこっそり教えますけど、今日はまだ3曲目やし、このままでは集中できんしお互い辛すぎる。危機感と焦りからしゃがみ、鞄からマジックと文字が書ける裏が無地のフライヤーを取り出す。

……待てよ。

伝える相手はあの三日月ジョンやで?MCのタイミングで直接言って客席にバレても笑いに変えてくれるよな?
期待を込めた自問を、マジックと一緒にポケットにしまう。「妄想心中」は全く頭に入ってない。


「妄想心中」が終わるとすぐに美馬さんのズズチャ、ズズチャというリズムの中、周藤さんが話し始める。それどころじゃないんですよ。もどかしい。
田中さんがアコースティックギターに持ち変える。音が合ってるか試し弾きしたときに何の曲か判る。
「こんなん初めてやわ」と、メンバーも仰っていた解散ライブの時、アンコールを求める拍手と一緒に「だから会いたくて 君に会いたくて」と客席から繰り返し大合唱が起こっていた名曲「みじめな僕でも恋は素晴らしい」。
私の一時期はこの曲と一緒に成長したようなもので、あんなことやこんなことも思い出させてくれる。


曲はまだまだ続く。MCはまだか。


3人がチューニングなり色々してる間の美馬さんのカツカツカツカツというリズムに、あの曲名が頭をよぎる。なんぼなんでも、いや、でもやれへんやろ。
ラルクで言うと猛暑日に「snow drop」をやるような、TRFが「寒い夜だから」を蝉の鳴く頃にやるような感じで、大寒の翌日にしっとり「八月の雨」を聴かす三日月ジョン。


「行くぞおめーら」と周藤さんの掛け声とイントロで曲が始まる。

元祖「サイドステップは右から」

これをずっと聞きたかった、周藤さんのこの「サイドステップは右から」で、もう一度「春霞」を楽しみたかった。ほんとありがとうございます。
あの頃のサイドステップと今日のサイドステップは同じ右からやけど、そのふたつの間には私含めて来ているお客さんの、メンバーの、それぞれの歴史があるんやなって思うと楽しさ以外の感情も芽生えてくる。


「ちょっとゆっくりさせていただきましょう」とMCタイム。
「皆さんの健康状態もありますし」とお気遣い。セットリストの紙が足元になかったのも、もしかしたらメンバーの目の健康を考えてのことだったのかもしれない。知らんけど。


周藤氏「三日月ジョンどうですかー」
どうっすかじゃないんですよ、でもやっと言える。
喋ってはるタイミングを見計らい、

私「チャック開いてる」
周藤氏「あっ、なるほどなるほど」
田中氏「あるある」

周藤氏「隠れてるから」「気づいてなかったんやんかーみんな」って言われても隠れてませんでしたもん。ギターソロでスピーカーに足乗せたときとか。
終わってから「あんなこと言うてすみませんでした」って周藤さんに謝ると「ネタが出来てよかったです」と多分喜んでくれはりました。

「あとで酒おごります」「というわけで」と話題を変え、「Twitterとかインスタグラムを確認しにきてください。能動的なんです」
あとは三日月とジョンというユニットを二人でやってるということ。

周藤氏「終盤ですけど言い残したことないですか」
田中氏「言い残したこと、まぁあと2曲あるからね」
周藤氏「言うてまうんや」
田中氏「いや3曲あるかもしれんしこのまま終わってしまうかもしれんし」

それから今日初めてだいすけさんに話を振る。
だいすけさんの話を要約すると、リハーサルが終わってからオープンまで30分しかなくて、でもお腹めっちゃ空いてたからその間にダッシュで天一へ行って食べてダッシュで帰ってきて、すごい後悔しているというお話でした。
周藤氏「時間返してもらっていいですか?」

美馬さんにも話を振ると「特にないです」と生声が返ってくる。

アランスミシーバンドの曲に「It's Not So Bad」という曲があるように、三日月ジョンにも哲学性、宗教性をはらんだ曲があると言って、
「タイトル言ってもらっていいですか」と周藤さんから田中さんへバトンタッチしてのタイトルコール、
「それが、どうしたブルース、です!」

微妙な間のタイトルコールと客席の沈黙、遅れてくる笑い声。

くだらないことが面白くて4人で笑い合い、若さゆえに何も怖くなかった当時の三日月ジョンが垣間見えた瞬間だったと感じる。永遠の貧乏学生の四畳半ロックンロールがここにいる。

それがどうしたと一蹴するようにみんなで合唱。
この曲もいろんな場面で助けてもらった記憶がある。自分の力ではどうしょうもないことを受け止めるために「それがどうした」と口に出したり口ずさんだり。


セットリストも残しておきます。
YouTubeに過去のライブ映像とか田中さんのゴルフ映像あがってます→【YouTube】三日月ジョンチャンネル


-setlist-
01. 恋忘れ~迷走~
02. 君と僕との一万光年
-mc-
03. 妄想心中
04. みじめな僕でも恋は素晴らしい
05. 八月の雨
06.春霞
-mc-
07.それがどうしたブルース
08. ふたりで解決しましょう


来年、今度はミカジョンが24周年やから、1年後の今ごろに「TWO CIRCLES」のタイトルを堂々と拝借して、アランスミシーバンドを呼ぶ、という企画ですよね。




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THE ALAN SMITHY BAND




初めましての、あらんすみしーばんど。
theは発音しないのかな。
カタカナ表記と英語表記どちらが正式なのか、判らないなりに表記統一しようとしましたが、やめときました。


普段は事前予習無しで挑むんですが今回はSpotifyで音源を聴きました。
24年も活動してはるのに今まで出会えなかった自分に対してアホアホアホという思いと、24年の歴史を積み重ねてきて周年企画に挑むメンバーに対して、敬意を払いたかったという気持ちもあったと思う。
終演後にお話伺うと、当時私がよく観ていたストレンジヌードカルトとは一度のみ神戸VARIT.で対バンしただけだったらしく、なので出会わずにきてしまいました。

さて、今年24周年というと引き算すると2000年、時は20世紀末。
詳細はバンドのプロフィールを観ると面白いです。


メンバーは
ギターボーカル:Hideyuki Kashimoto、ヒデさん
ギター、コーラス:Youji Nishida、ヨウジさん
ベース、コーラス:Takahiro Tsutae、ヒゲさん。2010年ぐらいに加入されたみたいです。ライブの2日前が誕生日で私より7日早い。
ドラム、コーラス:Motohiro Fujiwara、もとひろさん。私より1日早い誕生日。なぞなぞ。


SEは客席壁に掛けられたスクリーンに画が浮かび上がる。
周藤さんとヨウジさんの「ふたりの再会を目の当たりにして「そんなことある??」とインスピレーションを受けて書いた曲」(by ヒデさん)の、初期の名曲「ムジナ」とともに、昔の写真がスライドで流れる。結婚式に流れるような、三日月ジョンとの出会いが映し出されている。

スクリーンから流れる歌と演奏から、ステージ上の4人の生演奏へバトンタッチ。カッコ良すぎる。子どもが生まれて社会人になるまでぐらいの歴史を歩んできた、彼らにしかできない演出だと思う。ヒデさんの歌う眼差しにも視界が滲みそうになったのをアルコールのせいにして、聴き入る。


持ち歌が多いだけにやってくれるか不安だった「The Driving Waltz」をやってくれはる。今のお気に入りの曲。音を最小限に絞って四者四様それぞれが持ち味を出してる。
暑くもなく寒くもない真夜中のドライブで、ちょっと車を止めてボンネットの上にふたり座って夜空を見上げたり、ふわっと立ち上がったパートナーの差し伸べられた手を取り、月明かりでwaltzを踊るようなイメージ。できればアメリカあたりの地平線まで続く道や、街を見下ろせる高台あたりで。


-MC-
「ミカジョンが最高の仕事をしてくれましたね」とヒデさんのお話が始まる。

「ステージで一番輝くバンドやね」とさらにさらに続く。
ヒデさんの横から
「ぼくがイエー!言うたのもそういうことですよ」とベースのヒゲさん。
張り切ってるお客さんおると思たら身内やったというオチ。

以下ヒデさんのお話を要約すると、
本当は20周年やりたかったけど、コロナで何も出来なくて年月が過ぎて24周年を迎えた。
意味のある数字かなと思って、干支2周でtwo circles、2つの輪、自分達がやりたい仲間とのツーマンライブシリーズにするというコンセプト。
年4回やる予定のその最初が三日月ジョンだった、という内容でした。


「If I Could Hate You」のイントロが始まったときに、嘉門達夫の「開いた口」という曲が頭に浮かんでしまった。しばらく頭に嘉門達夫が居座り、頭の中の私の開いた口が塞がらんかった。


-MC-
ヒデさん「今日はヨウジさん悪魔のいけにえちゃうんですね」
ヨウジさん「だいぶミーティングでダメ出しされました」

ヨウジさんの普段のステージ衣装が、映画「悪魔のいけにえ」のシャツらしく、アランスミシーバンドのスタッフのカメラマンが撮影してくださるけど、knave × 悪魔のいけにえの組み合わせが多すぎて「いつのライブか判らない」現象が起きているよう。

「髭が伸びてるとか髪型」で判断するしかないみたい。

またヨウジさんは西日本代表を張れるほどのなで肩だそうで、若いころはもっと細かったので、ライブ中にいつギターが滑り落ちるか心配で心配で……、というお客さんもいらっしゃったというエピソードも披露される。


三日月ジョンと出会った当時よくやっていた曲、「I've lost everything」。
当時のバナナホールや、今は無きアメ村NEST SALOONや難波ROCKETS等々、数々の歴史を見てきた曲。
今やらないのが不思議なくらい良い曲やし、少なくとも今取り扱ってるCDには収録されてないので、何らかで音源化されてもいいと思うししてほしいです。

当時の演奏は知らないけど、年輪重ねて熟成されている感じがする。もとひろさんも当時を振り返っているような笑みを浮かべながら気持ち良さそうに、しっとりドラムを叩いている。

ヒゲさん「この曲よぉやりましたよね」
ヒデさん「やり、いやあんた居てへんやん」

ヒゲさん加入14年で、アルバム1枚しか参加してないというこれまたすごいですね。
いっぱい曲あるみたいなので25周年に向けて制作してほしいです。そのために今日から発売のステッカーとかいっぱい買いますよ。

いちばん古い曲から、いちばん新しい「Shiro」。
言うのは易いけど、重みが違う。ほんまに若いバンドを潰していくか喰っていって欲しい。悪魔のいけにえのように。



これが最後になるかもしれない、いつまでできるのか、また会えるのかなど、人生経験積んだ故の終わりもあることを知っている世代に向けて歌った「This Could Be the Last Time」と、辛い別れが少なからずある、自分自身も含めて誰かのその支えになる「蛍」という曲のふたつを披露される。
他愛ない会話や事務連絡的なLINEメッセージも、その日の天気や起こったことも日々の流れに忘れてしまいそうやけど、感謝して大切に覚えていようと思う。
だからこそ思い出も、またねという約束も、何より今を大切にしなきゃと。


MCが増えてきた気がするのは体力の関係でしょうか。そうでないと思いつつ、そのうちセットリストの文字のフォントは大きくなるでしょう。

バンド活動をやっていこうとしたきっかけは、泉大津で開催された「スタア誕生」というコンテストに優勝して、その賞金でひと通り機材が揃ったので活動を本格化していったとのこと。

ヒゲさん「俺もそのしょうひん…賞金でSwitc」
「噛んでる時点で全然面白くないし、おらんかったし」
厳つそうに見えるけどヒゲさんはボケ担当なんですね。


「求めてくれる人がいるなら歌いに行きますが、何を目印に降り立てばいいのかわからない」「だから観に来てくれる皆さんが滑走路を照らす小さなライトのように照らして欲しい」という想いを込めた本編最後の「Taxiway Lights」、そう言う意味やったんですね。
そしてアルバムジャケットの意味も判り、ブレない格好良さを感じつつ、23年間出会えなかったことに対しての悔しさも、かなり滲む。



本編はここで終了し、アンコールへ。

「生涯忘れられない日になるのは確実です」とヒデさん。
関係者、客席に感謝を述べ、物販の告知へ。キャッシュレス対応できるのも凄いし、オンライン物販も価格割り増し無しの送料無料ってのも凄い。
曲をイメージしたステッカーは、第二弾以降も楽しみです。


悪魔のいけにえに着替えてきたヨウジさんに、ヒデさんがひと言。
「悔しいけどしっくりくる」

アンコールやりましょうかと仰るも、ベースのヒゲさんがまた登場していない。

「ゲスト呼んでます」と会場の皆さんに疑問符がつく。
「過去10年ベースをつとめたスギやんです」
ひょっこり登場する本人に対して宝くじ当たったみたいな驚きを示す客席。

この干支2周のタイミングで、前任のスギやん氏とやることも夢やったとヒデさん談。

聞けばスギやん氏のラストライブも南堀江knaveで、その時も演奏した「スノーマン」は、彼らのテーマソングのような曲とのこと。自然と手拍子が湧く。
いつものことだと思い始めてから、って歌詞かな、毎日同じ時刻の同じ車両の電車に乗って、帰りも同じように、違うのは読んでいる本くらいみたいな生活。良いか悪いかということじゃないけど、感情が鈍麻して疲弊したしょーもない人間にならんとこって改めて思い出させてくれました。


もう1曲、今夜最後の曲は周藤さんをギターに呼んで「It's Not So Bad」。
人生いつかは終わるけれどそれほど悪くなかったな、っていうように生きられたらという想いを込めて、歌えるところはみんなで歌って、三日月ジョンとの「TWO CIRCLES」は終幕です。


三日月ジョンのお客さんもアランスミシーバンドのお客さんも、小さなお子様連れの方がいらっしゃって将来が楽しみやなとか、親も子どもも存分に楽しめるようなライブができる、愛されているバンドたちなんやなって。
胸の奥からじんわり温かくなった。
その末端の席に混ぜさせてもらって感謝しかないです。



-setlist-
01.ムジナ
02.The Driving Waltz
03.Crush
-mc-
04.If I Could Hate You
-mc-
05.I've lost everything
-mc-
06.Shiro
-mc-
07.This Could Be the Last Time
-mc-
08.蛍
09.Jukebox
-mc-
10.Taxiway Lights

en1.スノーマン
en2. It's Not So Bad



ご覧いただきありがとうございました。

いっぱい動画あがってるので、YouTubeへのリンク貼ります。→【YouTube】THE ALAN SMITHY BAND



来年はアランスミシーバンドは25周年なので、来年暮れあたりに盛大にミカジョンを呼んで2マンライブですね。
「ミカジョンの24周年のときも一緒にやったやんか」「やっぱ25周年ライブもやるんやな」というような、馬鹿言って笑い合っている未来に居たい。



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