京都nanoというライブハウスの周年を祝う前夜祭的なイベントへ行って参りました。
LODYPOPSの復活ライブを主に捉え、イベントの様子を全体的にレポートします。
楽しすぎてあんまり覚えてないけど、私個人的な「JADE BOX 5」の体験談です。
2023.02.04(sat)@京都nano「JADE BOX 5」〜nano19周年月間 第0話〜OP14:00/ST14:30出演及び出演順)
バンド名クリックしたらYouTubeかTwitterに飛びます5.ステレオタイプ7.LODYPOPS10.Amsterdamned
2日間にわたって行われ、初日のこの日は全10バンド。
昼間っから酒が飲める日ということで楽しみにしてました。
オープン25分前の13時35分に会場に到着すると、LODYPOPSのギターボーカルのつばささんが、両サイドの髪の毛を真ん中から左右へ両手で撫でつけているところだった。
【The Chemirea(ざ・けみりあ)】
トップバッターは、元THE HOPKINSのメンバーのてぃむさんが加入しているバンド。結成の経緯は知らない。「JADE BOX 5」の出演バンドをチェックしていたときに「わーてぃむさんやー」ってなる。
下手側ギターの伊坂ハルネさんは一歩引きつつバンドの味を引き立たせるテクニシャン。指の動きを30分じっと観ているだけでも良いくらい。
赤い靴下を履いたてぃむさんはベース弾いてないとき両手で変顔を作って緊張をほぐす。先輩方等が観に来ているので緊張しているとのこと。客席を確認するとお客として来ているバンドマンや出演バンドマンに囲まれている感じでした。
【Jagg Keen(じゃぐ きーん)】
二番目に出演。一転、横揺れの音で会場をわかす。
6人編成、男女3人ずつ。ベースの殿方のあご髭は10センチ超あったのでラーメン食べるときに汁に気をつけんとあかんし、牛乳飲んだときに絶対口ひげ白くなるパターン。もしかしたら飴ちゃんを隠しているのかもしれないほどの毛量。自分の出番が終わったあとはフロアで私の右側後方ですんごい盛り上がってた。
3番目モッズパンクロック。全員スーツの3ピース。ドラムのみ女性。ギタボはマッシュルームヘア、ベースは短髪。
1曲目からベースの線が抜けるハプニング。
最後の曲で上手側の足元のスピーカーをひっくり返すギタボの彼、そのあとすぐにベースの殿方も蹴飛ばして転がす。ひっくり返ったときもちろん客席側に音が聞こえてきて、へーこんな感じで足元から出てくるんやと客観的になりながら客席に落ちないように支える。
ドラムのお方は、ドラムスティック入れる袋にコロナビールかなんかの栓抜きをつけていたので相当の酒飲みかもしれない。出番終わってからはフロアで楽しそうに「わたなべー!」とヤジを飛ばしていた。
それよりも何よりも、ドラムのお方(名前わからなくてすみません)が、転換終わってはけるときと、ライブ演奏終わってステージ降りるときにそれぞれ一礼して楽屋へ戻っていったのが個人的には一番かっこ良くて、めちゃくちゃロックやって感動した。
そういや剣道部の時も道場入るときに一礼してたよな、バンドマンに取ってはステージが神聖な場所やからよな、すごい大切に思っているのが感じ取れた。
モッズ系のバンドが好きな方はぜひ聴いてほしい。
4番目。ぶらっくどるふぃんず。4人組の濃い男集団。彼らも目当てで観たくて仕方なかった本日。
ジャキーンズが楽屋に戻って、キーボードボーカルのしゅんぺいさんがセッティングのため舞台に上がるとすぐスタッフの女性を捕まえて申し訳無さそうにボソッと「キーボードは上手です……」と仰る。
ライブ自体は意味わからんくらい楽しすぎてもう帰っても良いんちゃうかってくらい満足する。帰らんけど。
もしかしたら主催ののりさんは、中だるみを防ぐために彼らをこの位置においたのかもしれませんね。10バンドの4番目に。イベントのトリっていうくらいうおー!ってなった。
ギターのアキラさんラストの曲で客席に降りてきて床に転がって演奏するし、ベースのカワバタさんはステージ前方に出て客席煽ったり、同じく客席へ降り、自分のベースをJagg Keenのおヒゲたっぷりのベースの殿方に一時預けて(空気を読んで)演奏をバトンタッチされ、上衣を脱いでベースを返してもらって半裸で演奏。
本来はキーボードボーカルがセンターやけど、主催ののりさんとベースのカワバタさんが仲が良いとのことで、今日のみカワバタさんが真ん中で、しゅんぺいさんは上手側で歌とキーボードを。そのキーボードは転換中念入りに、かつのっそりと配線が抜けないように黒のビニールテープで固定していた。理由はライブが始まって判った。キーボードを斜め45度にして弾いたりしてたもん。そら固定せな。
ドラムのだっちょさんにイベント終了後、CDを買い求めました。サインもお願いしていいっすかと聞くと快諾される。「えーっとマジックマジック」と探されていたので「はいマジック持ってきてます」と応えると「いえありますあります」と言いつつも私のマジックを借りる。
「えーっとCDに袋(シュリンク包装)かかってるんですけど、袋取ったほうがいいですか?」
袋取らなサインできひんよね袋の上からサインするんかいと心の中でツッコミながら「そうですね、外したほうがいいですね」と恐れ多そうに聞こえるように伝えました。
演奏はかっこよく、人柄は4人全員個性的で面白い。
【ステレオタイプ】
情熱ロックバンド。上手ギタリストのりょーぎさんがお坊さんという興味を引くバンド。破戒僧なんかな。それっぽい感じのギターの音。
ベースの殿方とあご髭の生え方が私自身と似ているので勝手な共感を覚えた。
前半折り返しのトリみたいな感じで、年輪をいっぱい刻まれたような貫禄のある演奏なのに、ちょっと青春の一コマを垣間見えるような歌詞とメロディ。初めての体験やったけどしっかり楽しむことができた。
【seasunsalt(しーさんそると)】
折り返しての6番手はフロムトーキョーだそうです。ベースコーラスの殿方と、ギターとパソコンボーカルの女性のユニット。
こちらも横揺れのゆったり音楽。YMBというバンドと一緒に演りそうな、心斎橋Pangeaが似合いそう。甘くメロイックな女性ボーカルが印象的。
【Word,one,no key.(わだんのき)】
へー、わだんのきって読むんやという第一印象。開演前に少し機材の調子が悪かったよう。殿方一人の打ち込みにボーカル。テクノ?みたいな感じの音と、プロジェクションマッピングで会場をダンスホールと化す。
こういうサンプリングする人って、普段からレコーダー持ち歩いてんかなって想像する。ああの音ええな、って一人にやにやして録ってそう。でもその気持ちはわかる。
トリ前の9番手。もうそろそろ体力の限界きてました。
昨年の光源音源イベンド以来。14時過ぎに会場入りした際4人全員で1台のタクシーで来られた。マルセイユタクシーでなく黒のタクシーだったので元気に降りてこられる。
ギターボーカルの渡辺さんは演奏中たくさんの黄色い声援や太い声援を浴びていた。着用している自身のバンドTはシワ加工されていてまた個性が出ていると感じた。
ライブはベースのトラブルがあり、予定より1曲減らしたり、アウトロも短めの演奏やったりしたけど、逆にこのトラブルが更に満員に近い会場を盛り上げていた。
「Pulse」は大好き。
最終的にベースはてぃむさんがベースを貸してくれて、普段のベースの音ではないくぼさんの音が聴けつつライブも完遂された。めっちゃレア。てぃむさん、出てたよ波動拳。
次ぜったい今日の分取り返します!と終演後のくぼさんの談。
【Amsterdamned(あむすてるだむど)】
トリ。南堀江SOCORE FACTORY以外では観たことがないが、毎回異様な盛り上がりをみせる。それはSOCORE FACTORY特有のノリなのか、バンド自体のノリなのか疑問やったけど、ええ今回もうえーって感じで客席全体がなっていた。アップテンポな曲というよりはしっかり聴いてもらうような曲が多い。でもリズムが乗りやすいのか、客席は笑ったりヤジを飛ばしたりなど思い思いの楽しさだった。
アンコールでやってた「その日の天使」という曲は中島らもからインスピレーションを得たんかな。ゆったりした曲やけど、最高に盛り上がる曲のひとつとちゃうかな。詳しい歌詞はわかりませんが(おい)、私自身も一時期、体調が特に悪かった時期、その日の天使はあれやあの人やなと、日々生きていました。ウインドウショッピングをしているおばあちゃんだったり、喋りかけられた病院の警備員さんだったりなどなど。
【LODYPOPS(ろでぃぽっぷす)】
この日が活動再開。
昨年6月のエマージェンザ・ジャパン大阪大会決勝でドラムのしげぞーさんが脱退して以来、活動を止めていたけどこの日復活です。
その日の動画あがってましたのはこちら→ https://youtu.be/5UtOYy7H6H0
「JADE BOX 5」に出るという約束で本日復活を果たしました。
正式メンバーは、
ギターボーカルのツバサさんと、ベースボーカルと打とうとしてうっかりベースボールのびょんさんになっちゃいましたがベースボーカルです。
どちらもメインをはる男女ツインボーカル。
本日のサポートドラマーはロボトミートロボよりしんのすけ氏。
今のところサポートドラマーは流動的になるようなことは聞いていて。何はともあれ活動してくれるのは嬉しい。
転換はまずぴょんさんがステージに上る。
ドラムの音がどんどん確認中に、前方のふたりは足元の機械を接続してる。
つばささん紺のカーディガンに青の柄シャツ。復活の勢い余ってボタンひとつ外しすぎたんちゃうかってくらいシャツはたけてた。ボタン無くしたんか。
ぴょんさんは転換中は真っ赤なカーディガン、始まると赤のステージ衣装。
しんのすけさんのTシャツは深緑色の無地。
青赤緑やなー。
SE鳴ってメンバー登場。
つばささんがはじめに出てきた。ギターボーカルが最後に出てくるバンド多いなって前回のブログに書いたところだったので目を見開いた。LODYPOPSの場合はぴょんさんもボーカル張ってるから一概に言えんけど。今度つばささんに聞いてみよかな。
1曲めの「LODY」の音が鳴った瞬間やったー待ってたよという想いになる。長かったような短かったような。エマージェンザ・ジャパンのときのことから出会った頃まで若干走馬灯になりながら。
ライブは3曲目の「オレンジブルー」ですでに、汗なのか涙なのかヨダレなのか鼻水なのかつばささんの目がうるうるして白目がウサギさんになっていた。ああ前が見えない。
つばささんを殺しそうな目で、かっこよく演奏しているぴょんさんがニッコリ微笑むギャップも興味深く魅入ってしまう。敬礼ポーズもステージ上で出て客席もニッコリ。
ライブの締めは「ever」で終わるのかなと思っていたけど、「Emotional&Dead」。ライブが久々やから久々の曲をやろうということで。「ここから始まる最初」という歌詞が今の彼らにピッタリの曲。
演奏終わってすぐ楽屋へ戻ったつばささんは目から出た汗を拭きに戻ったのかな。マスクを取りに行ってたようでした。
-setlist-
01.LODY
02.ラメラ
03.オレンジブルー
04.polar
05.MURDER
06.Emotional&Dead
ご覧いただきありがとうございました。
全バンドのセットリストは主催者ののりさんのツイッターに動画とともに上がっています。
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