2022年5月3日火曜日

ティッシュティッシュボーイ初企画初ライブ『愛と勇気の大脱走』vol.1 2022.04.30(sat) 難波ベアーズ


 「マンチェスタースクールのときの方が良かったって言われないように」

当日開演前に中本氏が上のように仰っていましたが、無意識的にも観る側も比べてしまうところはあるでしょう。
比べる次元が違うってのが終わってから実感するんですが。


こんにちは。
ティッシュティッシュボーイの初企画で初ライブに行ってきました。

SNSに画像や動画もたくさんあがっていますが、来れなかった方へ少しでも場の雰囲気が伝わればと思い、文字に残します。





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2022年4月1日にマンチェスタースクールの解散発表、翌日ハルロヲ氏のTwitterで新バンド公表(違ってたらすみません)。半年前に結成と言っていたので結成は2021年ですね。ベースのたつや氏が加入した10月が結成月でしょう。

メンバーは
ドラムボーカル:ハルロヲ(ex-マンチェスタースクール)
ギターコーラス:中本工事(同)
ギターコーラス:尾崎
ベース:たつや
(敬称略)

マンチェスタースクール解散後、バンドをやりたいハルロヲ氏にやるならついていくと中本氏が加わり、メンバー募集で知り合った尾崎氏が加入、そしてたつや氏を誘って4人集まりました。
ハルロヲ氏のTwitter(@HARUROUex)には詳しい経緯が載ってます。”どうやって集まったのか?”で検索したら出てきます。
Spotifyのアーティストの詳細情報に短編小説的プロローグが書かれています。面白いです。


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4月15日にファーストアルバムを配信限定でリリース、4月30日に難波ベアーズで初ライブ。行けると判った時点でMVや音源は一切聴かずに行こうと決めました。マンチェスタースクールの2人がティッシュティッシュボーイでどういう音を鳴らしはるのか、初めての体験はライブで。

会場になるのは、キャパ100人ほどの難波ベアーズ。10分押しの3分巻きでライブを終えたトップバッターのFIGHT CLUBから、象の背、あっぷりけと追うごとに客数が増え、彼らが始まるまでには少なくとも8割以上客席は埋まり、満員御礼と言って差し支えないと感じました。男女比率半々、10代はチケット代無料だったので若い方も多くいました。

ステージ後方バーカウンターでは、ソフトドリンクバー尾崎丸水産の出店でソフトドリンク飲み放題。コカコーラ、なっちゃんオレンジ、スプライト、お茶、なんちゃらの天然水と1.5~2リットルのペットボトルと100個入り紙コップがドン!!、細いボールペンでぐりぐりなぞるように大きく「ご自由にどうぞ」と書かれた紙と一緒に置かれていました。


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3番手あっぷりけの出番が終わり、ティッシュティッシュボーイのメンバーが機材の準備ためステージへ。
衣装は決まってるのかと思いましたが今のところ自由のようですね。
尾崎氏はあのアルミホイル帽を被っています。わー実物や!

開演1分前
チューニングの最終確認をする中本氏。ハルロヲ氏「軽く音出しする?大丈夫?」と声をかけ首を横にふる尾崎氏。ライブができる嬉しさからであろうニコニコしながら入念にストレッチをするハルロヲ氏。静かに待つたつや氏。客席もほぼ満員でこちらの気持ちも自然と高ぶってます。

メンバーの立ち位置は
ハルロヲ氏→上手側
たつや氏→ハルロヲ氏の向かって左奥
中本氏→下手側
尾崎氏→中本氏の向かって右

ハルロヲ氏はドラムボーカルと聞いていたのでCCBか8ottoのマエソンのようなイメージをしてましたが、座らずにドラムを叩くスタイルでした。なるほどそのほうが動きの幅も広がりますよね。


一旦下がることなくそのままハルロヲ氏の「どうもこんにちはティッシュティッシュボーイ!」の声でスタート。

初ライブ、記念すべき1曲目は「微弱振動」
YouTubeにもMVが上がってる曲、ファーストアルバムの1曲目、これ以上ない始まりの曲ですね。
最初からすでにクライマックスと言わんばかりの、異様なテンションの高さで進んでいきます。曲後半、臨界点を越えた尾崎氏は被っていたアルミホイルの帽子をかなぐり捨て、ストラップを肩から外し、ギターをステージに叩きつけています。その間ハルロヲ氏は一度だけ尾崎氏を見やり、中本氏は演奏に専念、たつや氏はベースを弾きつつ笑顔で彼の行動を見つめていました。二度三度ボディを叩きつけ、五度目は遂にネックから床へ。ギター折れました。折れましたなのか折りましたなのか。1曲目にして。

「スカッとしたでしょ、ボクが1番スカッとしたよ」とハルロヲ氏

ギターはあっぷりけのメンバーから借りられることに。
ハルロヲ氏「人のギターだから折っちゃだめだぞ」と釘をさしつつ短いながらメンバー紹介を挟み、中本氏「人のギターだから遠慮するやつ好きじゃないから」とツッコミを入れ、2曲目の「いちごのケーキ」の演奏が始まりました。
この曲はサビで”いちごのケーキ”と繰り返す歌なのですぐ覚えてしまって口ずさんでしまいます。中毒性あります。ハルロヲ節(でいいのかな?)全開、昔のアイドルっぽくありロックでもあるような曲。ハルロヲ氏が昔の郷ひろみに似てるのも関係あると思います。わからんけど。
借りてきたギターでも尾崎氏のパフォーマンスは変わらず。貸したあっぷりけも客席も全員ヒヤヒヤしていたと思います。壊さなかった尾崎氏に拍手。

「いちごのケーキ」もそうでしたが「福産物」もわかりやすい小細工なしのシンプルなロックです。

「炭水化物のブルース」炭水化物の誘惑と食べ過ぎたあとの罪悪感を見事に音で表現しています。
踊る!ディスコ室町と対バンして欲しい。同じ日に「炭水化物のブルース」と踊る!ディスコ室町の「(A BOWL OF) RICE」を聴いてみたい。炭水化物バトル。

ここらあたりで、アルバムを聴いてきた方ならセットリストがアルバムの曲順だと気づいかもしれません。名刺代わりのアルバム=初ライブ。なるほど。

短いMC。
初企画初ライブを迎えられたこと、(出演バンド含む)来場いただけたことへの感謝を述べ、物販にTシャツをおいていることに触れ「あかぎれ」へ。
「あかぎれ」のギターは尾崎氏が考えたようです。ミドルテンポな曲でクライマックスはアップテンポに。冬将軍をイメージさせる裏声、指関節を曲げたときの裂かれる痛みが中々治らないループ感が伝わるギターのリフレイン。

「あたため」。漢字にすると温め。歌詞を読むと寒い時期のイメージがします。寒さの中のひとつのぬくもりを見つけた。解散直後の心情も反映されているのではないでしょうか。教えて尾崎くんと言ったハルロヲ氏に対するアンサーが尾崎氏のギターに乗っていると受け取りました。

中本氏の軽快なギターのリフが特徴的な、ティッシュティッシュボーイのサライ的な曲「夢がみられない」で本編は終了です。

聞くところによるとマンチェスタースクールは解散しましたが音楽性の違いなどの不仲での解散じゃないみたいです。いつの日かもう一度観れる日が来るかもしれませんね。まそれは今はとりあえず置いといて、ティッシュティッシュボーイの躍進を見届けていきたいです。 

「もう一度最初の曲を聴きたい」という客席のリクエストに応えてアンコールに「微弱振動」をやり、初ライブを終えられました。


-setlist-
01.微弱振動
-mc-
02.いちごのケーキ
03.福産物
04.炭水化物のブルース
05.JET DIVE
-mc-
06.あかぎれ
07.あたため
08.夢がみられない
en.微弱振動


ご覧いただきありがとうございました。
誠に勝手ながら、はな紙少年やちり紙少年と略したりしてます。


ティッシュティッシュボーイ初企画初ライブ
『愛と勇気の大脱走』vol.1
@難波ベアーズ
2022.04.30(sat)
op18:30/st19:00

w)FIGHT CLUB
象の背
あっぷりけ


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