THE BLACK DOLPHINSの企画イベント兼、同バンドのカワバタケイタ氏ラストライブの様子を彼らメインに書きました。
少しでも場の空気やバンドの魅力か伝わればと思います。
THE BLACK DOLPHINS presents『Burning House!』vol.11@難波mele2024.06.15(sat)OP18:00/ST18:30出演)DJ MASA
※バンド名をクリックしたら公式webとかにバニンハウします。
仕事を終えオープン時間から半分ほど経過したころ難波meleに到着する。
ドアが開けっ放しになってるので、中へ入る前からDJ MASAさんがロックンロールな曲を流してはるのが聴こえてくる。Van Halenとか、The Schizophonicsとか、Led Zeppelinとか。MASAさんは「ROCK'N'ROLL License」というイベントをやってはり、ロックンロールの免許を伝授してくださっている。
【Klimt】
トップバッター。
くりむと、と読む。KINGGIRLYACHTZという名前から昨年8月に改名。
初めまして。名前はTHE BLACK DOLPHINS繋がりで以前から存じ上げていた。
開始時刻の18時30分から5分ほど遅れて暗転。
ケミカルブラザーズの「Let Forever Be」が流れる中メンバーが登場。
殿方で構成された3ピースで
メンバーは、
ギターと声、ORB氏
ベース、VegA氏
ドラム、いっけん氏
ドラムの位置が後ろの壁ギリギリじゃなく、ステージ中央付近にある。なぜ中央なのかは音楽的な専門知識がないのでわかりかねますが、いっけん氏の表情がよく見えて良い。
ケミカルブラザーズのテクノから一発叫び声を入れる。場の空気を一転させ、1曲目の「畏怖夢」という曲が始まる。
ORB氏のマイクの音の出るところをバンダナで巻いて、マイクを通す声をくぐもったものにしている。
ベースのデロンデロンべろんべろんと舐めるような低音が、繰り返し繰り返しさらに繰り返し、終わりのないように続く。夢の中で得体のしれない闇に追いかけてられているように感じた。まさに畏怖やな。「If」であってほしい。
夢の中から抜け出せないうちに3曲ほど終えはり、
「Klimtです」とMCへ入る。
「バーニング!」「バーニング!」ORB氏が客席を煽り
「ハウス!」「ハウス!」と拳を上げて応える。
「(イベント名が)バーニングハウスということで、燃える曲を持ってきました」とおそらく新曲の「Fire on the Mountain」へ。
家を燃やす黒いイルカに対し、国家レベルに山を燃やしにきた。
最後から2曲目くらいで、ORB氏がマイクをスタンドから抜き取り、客席前方で観ていたTHE BLACK DOLPHINSのカワバタ氏へ渡す。受け取ったマイクでカワバタ氏が3度4度と叫び声を絞り出す。
ステージの音は、ドラム缶の中に石や岩やら鉄などの金属片を何でもかんでも詰め込んで、未舗装の坂の上から転がしたようなものが鳴り続けている。隠し味に飲み終えたペットボトルも入れたりして。
ライブの終わりくらいでわかったけど、歌がメインでなく楽器の演奏をメインのバンドなんですね。歌がないバンドは苦手な方やけど、このKlimtに関してはそうではなく、私の中のロックンロールが、濾過されずに純度そのまま湧きあがってくるようにライブを楽しめる良いバンドだと思う。
※セットリストはTwitterから拝借させていただきました。MCのタイミングはセットリストを覗き込ませていただきました。
-setlist-
01.畏怖夢
02.彩高銃
03.無重力
-mc-
04.Fire on the Mountain
05.Fortunate Death
06.マインドブレイク
-mc-
07.マンティス
08.Super L.A.D.
09.Majestic Magenta
You Tubeの公式チャンネルはなさそうですが「Klimt バンド」でいくつか出てきます。
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【BLONDnewHALF】
ぶろんどにゅーはーふ。2番目の登場。
観るのはおととしの年末以来になるかな。
初めて観たのは2020年の10月の京都GROWLYにて、このあと出るZOOZと対バンしてたときに。
Klimtが終わって機材を片付け終え、BLONDnewHALFのメンバーが各々機材類を持ってステージへ上がる。
ドラムの位置もいくぶん後方へ下がった気がする。
ベースのhama氏は、ベースを収納して運搬できる黒いケースの中からベースを取り出さず、今回もまず透明のビニール傘を取り出す。
バンドマンってこうやって傘を持ち運ぶんや。
メンバーはドラムが紅一点の4人組、
ボーカル:joni氏
ギター:jinta氏
ベース:hama氏
ドラム:coz氏
ボーカルのjoni氏は、楽器を弾かないので用意するのはマイクとマイクスタンドのみ。早々にセットし終え、右手にサッポロ黒ラベルを手にている。時々酒を口に運びながら、感情を無風状態のように意識を集中させているように感じた。思い出したように足首を回したりアキレス腱を伸ばしたり。
ギターのjinta氏はステージ向かって右側。ベースhama氏は左側。それぞれ楽器の準備が出来ると、うつむき加減でサングラスをかける。
joni氏はビールを置き、マイクスタンドの高さと位置を確認し、黒のジャケットを脱ぎ、ステージの後方の脇へ持っていき振り子のようにして揺らしてふわりと投げる。
ドラムのcoz氏も準備が出来たようで、着ていた上着を脱ぎタンクトップになる。
coz氏のサングラスをかけることが合図のように
「THE BLACK DOLPHINS呼んでいただいてありがとうございます。BLONDnewHALFです」とjoni氏が開始を告げる。
先日MVを発表したばかりの「oka tengoku」から。←曲名クリックしたらYou Tubeへジャンプします。
MVの中では曲とリンクしているように走っている。世界の名所を駆け抜けているイメージでジョギングするときにイヤホンで聴くと良いかもしれない。
私が酔っ払って感覚おかしいからか、30分の持ち時間のはずが、4曲くらいで終わった体感。ゆっくりな曲はなかったしMCなかったと思う。1500メートル走を走り抜けたよう。
1曲目以外タイトルはわからないです。2曲目は前からライブで拝見している曲。ベースもギターもドラムも正確で力強くて機械のよう。joni氏以外の3人はサングラスで目線で感情は伺えずなので特にそう思う。毎回、ターミネーターなのでは?と、サングラスの奥から赤く光らないか凝視している。良い意味で何人か人を闇に葬ってそうな音。
メンバーに話しかけたことはありませんので今度勇気を持って話しかけようと思います。
彼らも公式You Tubeチャンネルが判らなかったんですが「BLONDnewHALF」で検索したらいっぱいライブ映像でてきます。
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【ZOOZ】
彼らもお久しぶりになります。ずーず、と読む。
5バンド中の3バンド目。
前回観たときは京都GROWLYで171(いないち)というバンドと対バンしていたときかな。
体調は良くなかったとような。
ZOOZを初めてみたのはBLONDnewHALFと同じ日の2020年10月22日、場所は京都GROWLYにて。
ギターボーカルのナカムラユウヤさんは、the biens(ざ・びえんず)というバンドでもギターボーカルをされているのでそれで知って、その後the biensが活動してないなと思ったら、ZOOZというバンドで活動していた。
中央のナカムラさん以外のメンバーは、
ギター:アベヒロキ氏が上手(向かって右)
ベース:じょうざきまさゆき氏が下手(向かって左)
ドラム:16ビートはやお氏が真ん中うしろ。
じょうざきさんは、SuperBack(すーぱーばっく)のベースをサポートで弾いていたときもあったり、16ビートはやお氏は、弱虫倶楽部関西支部のドラムのテルシさんと仲良しだったりで、アベさんとは私と下のお名前が同じ者同士で、各メンバーへ勝手に縁を感じるバンド。
ZOOZは、ライブハウスが開場する前の前もってのリハーサルはなかったので、この転換中に曲を演奏して全体のバランスを整えている。演奏しながらじょうざきさんが中央足元のスピーカーの前まで来て音のバランスを確認している。1曲演奏して満足のいくものだったので、リハーサルは終わり。ナカムラさんは水を飲む。
その後ライブ開始までの時間、MASAさんが流しているギャング・オブ・フォーの「Damaged Goods」のリズムに合わせて手と体を揺らしているじょうざきさんだったり。ライブをするのが楽しくて仕方がないのが伝わってくる。
店内音楽がフェードアウトしていき、ライブ開始。
立ち上がりはゆったりとした「Early Days」という曲から。
大人の夜のような都会的な雰囲気のしっとりした曲。知らんけど。
でも曲の終わりの方で一転リズムが変わって、縦ノリしながら横ノリできそうな意味のわからんくらい盛り上がるのんをもってくる。変態やな。
その流れでアップテンポな「Flesh」へ。
前のめりで叩くはやお氏のドラムも見どころ。
アベさんのギターの表面がスケルトンになっていて、その表面のピックで弾いた傷跡が生々しく光に反射していてかっこいい。
これぞZOOZというような王道と変態を分別せずに入り混ぜた「The Trash」という曲。
アベさんのプレイスタイル、表情はどちらかいうと寡黙なんですけど、体の動きとか弾き方が「黙ってオレを観ろ」というような堂々としたものなので、漢のかっこよさが全身から滲み出ている。
こういうヒロキに私もなりたい。
MCは、ベースのじょうざきさんの担当。
「ZOOZだ!」
忘れてた。
じょうざきさんはいつもこういう入り方する。
「やばいイベント呼んでくれてありがとうございます」と客席で酒と音の海の中を泳いでいる黒いイルカたちに感謝を述べられる。
ZOOZとブラックドルフィンズは、以前2バンドで2マンライブをしたときの「爆破仲間」とのこと。今回のイベントタイトル「Burning House」にかけて、
「どんだけ建物燃やすの好きなんでしょう」
「最後までバーニングして帰ろうと思います」と後半戦は未音源化の「No Way」へ。
随所でギターの音色をアクセントにして、サビではバーンと盛り上がるような曲。
あと2曲ですと右手を上げてナカムラさんのコール。
音源化されたものよりも1.5倍くらいテンポが早い「Galaxy」のイントロを弾いたあとマイクスタンドに手をかけて歌ったり、左手はマイクスタンドを持ちながら右手だけでギターの先っちょの方を爪弾いたり、ひとつひとつの動きがカッコ良すぎる。
間奏ではアベさんがステージ前方お立ち台まで行き、かかってこいやとばかりにギターの速弾きで煽る。
「ケイタ、ドルフィンズやめてもきっとどこかで会えると思うので」とカワバタさんへ気持ちを伝え、最後の曲「Night of Wonder」へ。
寒くも暑くもない今の時期の夜に聴くにはぴったりな曲。なにか起こりそうで、起こせそうで、今日の日のことを思い出して励みにして、明日からの背中も押してくれるような気持ちにさせてくれてZOOZのライブは終了しました。
-setlist-
01.Early Days
02.Flesh
03.Work
04.The Trash
-mc-
05.No Way
06.Tabasco
07.Galaxy
08.Night of Wonder
「ZOOZのYouTube」←こちらから公式のいろいろYou Tubeへいきます。
終演後の物販席で、おそらく初めてアベさんやじょうざきさんとお話できました。そのときセットリストを教えていただきました。ナカムラさんへはこっそり「またBiens演ってください」と言うときました。
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【ムステインズ】
観たことあるバンドかもって思ってたけど、それはサントワマミーズと勘違いしてたいた。はじめまして。
2021年元日結成のパンクロックバンド。
3ピースバンドで、昨年10月ころからドラムがサポートだそう。
ギターボーカル:サクラマサチカ氏
ベース:杉本氏
1曲目の「深作欣二」は別れの歌。ビデオじゃないけど私の平凡パンチ返してくれ。
糠味噌を混ぜてるような粘っこい音の2曲目の「涙の有線放送」。歌詞の内容に共感できる。
3曲目の「彼氏がいるなら」。
サビの部分の「彼氏いるならおでこに書いとけ」ってところは客席との境界線までやってきて、サクラさんがマイク1本おでこを見せながら歌う。めちゃ盛り上がった。
女性のお客さんが多かった気がするけど、男性が共感できるような歌詞が多いのは多いかなと感じる。わからんけど。
「イルカ兄弟呼んでくれてありがとう」とMC。
「みんな哺乳類ですから」
「ドルフィンズで弾くカワバタさんは多分最後かも」ということを仰る。
「コールしてないけどレスポンスだけくれ!」とギターソロを挟んで「バナナベイベー」へ。バナナ好きやミカン好きの人の歌かと思ったけど、中身のない奴らばっか、バナナの皮でコケてまえとか言うてるのでパンクな曲。好きやわ。
南海電車とかなんば駅とか裏難波とかが歌詞に出てくる「片想いの夏」も好き。共感できる。どのへんが裏難波なのか未だにわからんけど、今度職場の人に聞いてみよう、たぶん最近よく行っているからあの辺なんかなと勝手に想像して聞いていた。
最後の曲、「かあちゃんオレのバンドTシャツ着るなよ」
めっちゃわかるわ。
まだ実家住まいの頃、オカンが帰宅してきたら、英国バンドのマキシモ・パークのTシャツ着てスウェーデンのバンドのMANDO DIAO(マンドゥ・ディアオ)のトートバッグ持ってたから。
「これ使いやすいねん」とかちゃうねん。胸元に”MAXIMO PARK”って。バンドを知ってる人が見たときのことを想像したら面白いですよね。曲の”かあちゃん”はどんなバンドTを着てたんでしょうか。
ムステインズはトリ前の4バンド目だったけど、私の体調が予想外に調子良く、最後まで楽しめました。また必ずライブ行きたいと思う。
※セットリストはSNSから拝借させていただきました。
-setlist-
1.深作欣二
2.涙の有線放送
3.彼氏がいるなら
-mc-
4.鼻毛をなびかせて
5.2人はピンボール
6.バナナベイベー
7.片想いの夏
8.かあちゃんオレのバンドTシャツ着るなよ
いろいろと動画がアップされています→「ムステインズの公式YouTube」
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【THE BLACK DOLPHINS】
※お断り:好きなように自由に書かせていただいています。
今日の主催者。
オルガンロックの、ざ・ぶらっくどるふぃんず。
4年半前に加入したベースのカワバタ氏が本日限りで勇退することに。
サポートとかでもたまに弾いてほしいと思う。
明日以降はしばらくベース抜きの3人で演るそう。キーボードの圧があるからいけるとかなんとか、キーボード兼ボーカルのシュンペイさんが言ってはりました。
もし3人のとき、なにかのアクシデントでキーボードの音が出ない、そんなときは「俺がやる」とすっくとベースを担ぎ、ブーツの音を鳴らしながらステージへと続く光の先へ消えていってほしい。
メンバーとポジションは、
キーボード・ボーカル:シュンペイさん、舞台向かって左側
ギターとときどきボーカル:アキラさん、右側の後ろ
ベースコーラス:カワバタさん、左後方シュンペイさんのうしろ
ドラム:だっちょさん、向かって右側シュンペイさんの横辺り
少し前まではだっちょさんは中央奥の壁側の位置でしたが、上記のように前方にくるフォーメーションはここ最近のこと。私は観るのはじめてでかなり新鮮。
そしてこれと同等に驚いたことは、A4サイズのセットリストがあるということ。
シュンペイさんが、背中を守る二人にも見えるように、見やすいスピーカーの下部に大きく貼る。貼ったあと、「うん」というように、ひとつ大きくうなずく。
なんせ今までのシュンペイさんのセットリストって、小さい長方形のレシートの裏ですよ。大したもんですよ。私はレシートの裏のセットリストも大好きなのでまたお願いします。
だっちょさんは、トップバッターのKlimtが始まる前にすでに缶ビールを4本飲み干していた。最終的に自分らの出番までに6本の空き缶を作ったそう。気持ち判ります。淋しさと楽しさがごっちゃになってて。
さあライブ。
本日の登場曲はMC5の「Sister Anne」
楽屋とステージがつながっている扉を開けたのはシュンペイさん。自分のマイクスタンドまで行き両腕を広げて「バニンハウ!」
彼のあとに酒を片手にだっちょさん。まだ飲むみたいですね。飲めば飲むほど強くなるやつですね。
そして本日の主役のカワバタさんが笑顔で登場。
最後に、楽屋の扉を締めてアキラさんがそーっと現れる。
ベースとギターを肩に担ぐのを待ち、4人囲むように向かいあい、それぞれの手の酒を掲げて頭上の一点で重ね合う。
「ぢゅういっかいめの、ゔぁにんはう!!!」
シュンペイさんの叫びで口火を切り、だっちょさんがシャンシャンシャンシャンと鳴らし髪の毛を振り乱す。
客席を煽りシュンペイさんはキーボードの左側を持ち上げる。
「Burning House」のイントロが始まる。「おぃえー」ジャーンとイントロだけで終わって本当の1曲目の「Wipe My Stain」へいく。彼らの中で一番疾走感があって盛り上がる曲。
地獄の主のような低いうねり声で「C'mon!」「C'mon!」と叫びキーボードを右前腕全体で叩くように弾く。
カワバタさんがオレをいっぱい見てくれよというようにさっそく前方お立ち台へ駆けていく。最初からクライマックス状態へ。
長い長い間奏に入ってすぐの冒頭で、シュンペイさんが右手を突き上げ、握りこぶしから親指と小指を立て、くるくる、くるくると回す。電話したいんか。
その間奏の終わりごろにアキラさんが「オレの、◯◯を、☓☓てくれ」みたいなことを仰るけどなんて言うてるのかがいつも気になる、CDでも聞き取れなくて。
現在の私の第一候補は
「オレの、メガネを、拭いてくれ」
ワンツースリーフォー!とシュンペイさんのカウントで「Captain B.D Theme」へ入る。この曲のカワバタさんのコーラスも今日で見納めですよ。
Captain B.Dは、TシャツやステッカーやCDジャケットにもなっているアメコミ風のキャラクター。私も職場の自分の引き出しにステッカーを貼っている。
その彼は、28歳の寿司職人。悪事を働く輩がいたら調理衣と前掛けを外して夜な夜な成敗しにいく。という公式裏設定がある。
この曲もめちゃくちゃかっこいいので、続編的な曲はないだろうか。3部作とか、まるまるアルバム1枚のコンセプトアルバムでも大丈夫。
「めちゃ喉乾く」というシュンペイさんのひと言で1度目のMCに入る。
「強い5組を集めた」「サマソニくらい余裕で超えれるよな」と続き、アキラさんへバトンタッチ。
「バーニングハウス何回目ですか?11回目?ありがとうございます」と感謝の意。
アキラ氏「あの誰かビールください」
ライブ前のあれは水やったんか。
シュンペイ氏「水かけたら火ぃ消えるやん」
かけへん、飲むんやで。
アキラさんが今日出演のバンドそれぞれを紹介し「真面目な話は打ち上げで」とサイケな曲「Dolphins」へ。
この曲はバンドにとって特に大切にしている曲と聞いた覚えがある。カワバタさん最後やし。メンバー間の絆を感じる。今日のセトリはシュンペイさんメインで作ったみたい。男気があってかっこいいわ。
ミディアムテンポな曲やけど、シュンペイさんの90度体をのけぞらせながら鍵盤を弾く姿や、キーボードの兄とギターの弟がゲンコツ作った腕を同時に振り上げている姿も見れるので、見どころは尽きない。
「My Little Tragedienne」ではイントロからサビ近くまでカワバタさんはお立ち台でベースを弾いている。こっちに近づいて来はったので右ふくらはぎをサスサス触らせていただいた。ベースの背面弾きも出たりアキラさんが客席へ降りたりとハチャメチャに盛り上がっている。
「ラスト、あれやってないよね?」「バニンハウまだ言ってないよね?オレも言ってない」
そう言って演奏し始めてバンドメンバーも客席もこれでもかっていうくらい声を枯らす勢いで「バニンハウ」を叫び、本編が終わりました。
メンバーは一旦楽屋へ下がるも客席がそれを許すわけはなく、カワバタコールの波がすぐに起こる。
「すごいカワバタコールなので、カワバっちゃんは最後なんの曲演りたい?」「付き合い長いから、今言った曲すぐできるよ」とシュンペイさんがカワバタさんへ振る。
アンコールの1曲目はカワバタさんのやりたい曲で、ということを終演後にシュンペイさんが言うてはりました。男前やわ。
カワバタ氏「僕がアー写で初めて参加してもらったアルバムがあるんですが、それの1曲目に収録されている……」
シュンペイ氏「1曲目はBurning House……」
カワバタ氏「1曲目そうか。2曲目?」
客席「もっかい(Burning House)やろう」
というやり取りがあり、最終的に件のアルバム2曲目の「The Greatest Baron」に落ち着きました。
この曲がカワバタさんの最後なのねと思っていたが、曲が終わってからもメンバーは帰らず、アキラさんがポロポロポロとギターソロを弾き始める。もう1曲あるのか?
セカンドアルバムの代表曲という紹介で、この曲で終わってほしいなと思っていた「Brandnew City」が最後の最後。
個人的にTHE BLACK DOLPHINSといえばこの曲。起床時のアラームにしている曲、2023年一番聴いた曲、彼らを好きになるきっかけの曲でもある。この曲がなければ彼らのこともこれほど好きになっていたか判らない、それくらいの思い入れのある曲でカワバタさんのラストドルフィンズを飾ってくれたのは感無量です。ありがとうございます。
THE BLACK DOLPHINSではもう見れないかもしれないけど、ベルボトムを世界一履きこなしてベースを弾いているカワバタさんを何処かでまた見れますように。
-setlist-
01.Wipe My Stain
02.Captain B.D Theme
-mc-
03.Dolphins
04.My Little Tragedienne
-mc-
05.Burning House
---
en1.The Greatest Baron
en2.Brandnew City
カオスな動画が公式You Tubeなどでたくさん上がっています→「THE BLACK DOLPHINSのパンドラの箱」
ご覧いただきありがとうございました。
燃やし続けて11回目。
まだまだ灰にならずに転がり続けてください。
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